ゴミ出しは妻の分担で、木の枝でも1束なら自転車で運んでもらうが、重くてかさばる木の枝ゴミが5束もあると、車でなければとても無理。
家に戻って二度寝していたら、母の暮らす施設からの電話で起こされた。実は昨夜22時過ぎにも施設から電話があり、母がトイレで転んで顔をぶつけたという。青アザができたが、骨には異常がないようなので、一晩様子を見たいとのことだった。
痛がってはいないが、やはり昨年の骨折部2ヶ所が気になるので、同じ病院で診てもらうのが無難だという。
問題は病院への移動で、骨折の有無が分からないので、車椅子のまま特殊車両で運びたいが、施設側の車は出せないルールとか。利用者側で介護タクシーを頼んで欲しいとのことで、業者を紹介された。
すぐに電話したが、急な話なので対応できないと断られる。折り返し施設に連絡し、あちこち探してもらったが結局見つからず、デイサービス送迎用の車を緊急手配することに。
保険証や診察券などを持参して病院で合流し、施設側の看護師から経過状況を記した手紙を引き継ぐ。その後のレントゲン検査の結果、骨にはどこも異常がなかったが、顔の裂傷が3センチほどもあって深い。
病院入りがギリギリで外科はすでに受付終了していて、専門外だが整形外科の先生が4針縫ってくれた。
早朝からいろいろ動いて10本以上も電話対応して疲れ果て、帰りは私の軽自動車に母と車椅子を乗せる気力が湧かず、施設から紹介された介護タクシーを利用した。
病院まで迎えに来てくれて、母を乗せて施設で合流。施設から病院までは12キロほどだが、乗降料も含めて3,950円。一般タクシーと変わりない。家族も同乗可能なので、冬などは利用してもいいかもしれない。
いつものことだが、転倒した瞬間は誰も目撃していない。どのような施設でも、つききりでの見守りなど不可能なのだ。
最近足腰の状態がよく、車椅子なしで普通に歩けていたので、本人も職員もつい油断したのかもしれないが、「深夜」「室内」「トイレ」という要素は、過去の転倒パターンと全く同じである。
転倒は高齢者にとって命取りで、特にじっとしているのが苦手な母のようなタイプは要注意だ。今回が通算5〜6度目の転倒である。いまのところ運良く命拾いしてはいるが…。