2017年10月15日日曜日

室内温度差解消案

 建築中の南側住宅がその全容を現し、現時点で1階居間には11時20分を過ぎないと陽がさしてこない。
 2階居室の陽当たりにはいまのところ影響がないが、今後寒さが厳しくなってくると、特に1階室温の低下は避けられず、これまで晴天時には10時半くらいに切っていた暖房ボイラも、1時間は運転延長せざるを得ないのではないか。

1階居間12時の様子

 すっきりと晴れた昨日、室内各所の温度を測ってみたら、西からの陽射しが強くさしこむ14時前後で以下のような数値だった。

・1階〜22度 ・2階〜24度
・2階傾斜天井頂点〜26度 ・2階太陽集熱器直上〜30度
 太陽集熱器の威力がすごく、傾斜天井頂点部で2度も室温が高いのはその効果と思われる。終日曇天だった今日は、全ての場所で22度前後で同じ数値だった。(太陽集熱器使わず)
 1階床下のパネルヒータを点けるとこれらの数値がどう変わるか分からないが、少なくとも無暖房で陽射しがさしこむ状態では、室内にかなりの温度ムラが発生してしまう。

 真夏には2階が暑すぎて1階床下が10度近くも低いという現象が起きていることは以前に書いたが、そのとき思いついた室内温度差解消手段を、本気で検討してみる気になった。

2階傾斜天井部、直下に吹抜けあり

 使っていないΦ100用のダクト換気扇があり、風量60m3/h×5.7Wとまずまずの性能。これを2階傾斜天井頂点に設置し、温度ムラが発生した時点で手動でオンにする。
 パイプは市販のボイド管(工事用紙製パイプ)を使って直下の吹き抜け経由で1階に下ろし、夏期はさらに床下まで導く。
 Φ100のボイド管は2M物で475円。これを3本使って必要なときにだけ組み立て、不要と思われる春秋の時期は分解して床下にしまっておく。
 ざっとこんな計画で、そう大きな投資額ではなく、作業はDIYレベルで充分やれる。調べてみたら、同様の手法を新築時から計画し、実施している住宅があった。
 太陽集熱器も設置当初は効果に確信が持てなかったが、いまや立派に機能している。ふと思いついたこの「暖気循環パイプ」、果たしてうまくいくかどうか、技術屋&デザイナーとしての好奇心が騒ぐ。