2017年4月12日水曜日

新電力に切り替えた

 昨年4月からの電力小売全面自由化措置により、電気の契約者を選べるようになった。いわゆる「新電力」と呼ばれる新規業者だが、この1年でその数884社というから、ほとんど雨後のタケノコ状態である。
 北海道だけに限定しても55社。(「新電力ネット」のサイトより検索)あまりに多すぎて何をどう選ぶべきか、はたまた従来の電力会社のままでもいいのでは…?と悩んだすえ、ようやく1社に絞り込んで4/5からの切り替え契約を済ませた。

 選択の基準にしたのは、新電力比較サイトというサイト。いろいろな地域や電気料金などの条件から、「北海道」と「電気料金」の条件で比較検討した結果、16社の候補から最も電気料金が安くなると表示された「Looopでんき」に最終決定。
 いろいろな月の電気料金等のデータを入力して試算すると、年間で8,000〜9,000円安くなるらしい。昨年1年の電気料金が75,526円だったから、10%以上も安くなる結果。これは大きい。


 新電力会社には契約時に他の付加条件、たとえば灯油だとかガス代などをセットにし、ダブルで契約すればさらに料金が下がる、といった類いの「抱き合わせ的契約」が存在するケースが少なくない。
 しかし、我が家はガスを一切使わないし、灯油は格安価格の販売店から長年買い続けていて、この種のセット契約のメリットは全くない。つまりは純粋に価格と再生エネルギー使用比率の条件から選んだことになる。
 基本料金はゼロで、使用量に従量料金(2017.4時点で29円/kWh)を単純に掛けて電気料を算出するシステムが分かりやすい。再生エネルギー使用率は現時点で26%である。
 停電時のトラブルなどは、従来通りに一般送配電事業者(北海道の場合は北電)のカスタマーセンターに連絡すれば対応してくれる。いつでも契約解除が可能で、手続きも難しくない。


 実際の切り替えにあたって金銭的な負担は特になく、ネットからの契約手続きを済ませるだけ。(「Looopでんき」の場合、ネット契約以外は選択不可)

 契約後しばらくして、18年前の新築時に設置した古い積算電力計を、「スマートメーター」と呼ばれる最新式に交換してくれた。検針が遠隔地から可能で、今月から人間による検針がなくなり、検針票のスタイルも変わった。ギザギザのついた円盤が回る電力計ではなく、おそらくはデジタル式。時代はみるみる変わる。
 交換作業は北電から委託された業者がやってくれる。(原則無償)作業は15分ほどで、その間の停電もない。

 電気料に関しては、昨秋の暖房ボイラと給湯ボイラの同時交換により、20%程度安くなった。今回の新電力切替えでさらに下がって、年間電気料予想は5万円強となりそう。
 もはや限界と一時は思っていた省エネ節電作戦、まだまだやれる要素が残っていた。