2017年3月5日日曜日

それでもアルコール

 先日の大腸ガン転移検査時に、γ-GTPが昨年の55から63へと15%弱増えたことを担当医に鋭く指摘されたが、過去の資料を調べると、半年ごとの検査でγ-GTPは順調に下がっていた。
 大腸ガン発覚時の2013年からの数値は以下の通り。

・2013年11月:76
・2014年3月:88     ・2014年8月:71
・2015年3月:60     ・2015年8月:60
・2016年3月:55     ・2016年8月:51
・2017年3月:63
 手術後の2013年12月からアルコールは段階的に減らしていて、3日に一度の休肝日を設けてからは、一気に50台まで降下。基準値49以下も目前だったが、なぜその順調なペースが停滞してしまったのか、理由がはっきりしなかった。

 最も怖い可能性が胆道系のガン。胆道ガンは細い場所に発生するので、初期の場合はエコー検査では見つかりにくいという。
(γ-GTPは肝臓系のガンと深く関わっている)
 しかし、胆道ガンの場合はγ-GTP値は100を超すらしい。私の場合は増えたといっても63。原因は別にありそうな気がした。


 以前にアルコールの度数と量から摂取エタノール値を試算したことがあったが、実は今年の冬は非常に寒さが厳しく、つい日本酒の熱燗を多く飲んでしまい、発泡酒はあまり飲んでいなかった。もしかすると、それがγ-GTP値を微妙に押し上げた原因かもしれない。
 最近の晩酌から、エタノール摂取量を試算してみる。

《日本酒》
・アルコール度数 平均13.5%×150ml(実測)=2025→65円/回
《発泡酒》
・アルコール度数 平均4.5%×350ml=1575→79円/回
《焼酎》(お湯割り)
・アルコール度数 平均20%×50ml(湯割り実測)=1000→28円/回
 発泡酒に比べ、日本酒は摂取エタノール量が28%多い。寒い時期に鍋物で熱燗は至福のひとときだが、そのシアワセ感がγ-GTP値を増やしてしまってはいけない。日本酒に比べて格段に安く、摂取エタノール量も半分程度の焼酎お湯割りの比重を増やすべきだろう。

 寒い時期に冷えた発泡酒を飲むと夜中のトイレ回数が増えるので、それも発泡酒を飲まなくなった理由のひとつ。これからじょじょに暖かくなるので、日本酒を飲む機会は減る。8月の健診ではγ-GTP値が減っていることを期待しよう。
「いっそ禁酒すれば?」という声が聞こえてきそうだが、あれこれ理由をつけては少しでも飲み続けていたいのが、酒呑みのいじましさなのだ。