買った当初は2脚あった椅子も、経年によりひとつが壊れてしまい、廃棄処分。細々と使い続けている残るひとつも傷みが進んでいるが、補修を重ねてどうにか現役を保っている状態だ。
以前は仕事用の打合せ椅子にしていたが、居間の掘りごたつをやめて椅子式に変えた数年前からは、居間テーブルで私専用の椅子として使っている。
今日は汚れのひどいカバーを丸ごと交換し、下地になっているクッションの手入れも同時にやった。
まず、椅子を裏返して座板を固定している4本のネジを外す。次に布製のカバーを外す。前回、固定はガムテープでやったので、作業は簡単だ。
座板は15ミリ厚の合板で、表面には薄いスポンジを2重にあててクッション材としている。今回外してみて分かったが、スポンジの1枚が極端に劣化し、ほぼ使えない状態だった。やむなく半分破れかけた1枚を完全に取り去ることにする。
交換する新しい布をテーブルに広げ、中央に裏返した座板を載せる。前回同様にガムテープで固定するつもりでいたら、左右の寸法がキチキチでガムテープでの固定が難しい。
そこで今回は頭が大きくて短く、布などを固定するには絶好の釘を使って止めることにした。裏返した座板には、中央あたりに前にあたる方向を鉛筆で記しておく。(座板には前と後ろの方向性がある)
交換した布には、台所スクリーン用に買った生成りのエンボス模様生地の残りを使った。
だいたいイメージ通りに交換作業終了。写真の一部に写っているが、この椅子は作業用としては低すぎるので、約30ミリ分の「ゲタ」をはかし、他の椅子と同じ座面高さ40センチに合わせてある。
今回の交換により、もうしばらくは使えそう。いよいよ一生ものか。