2017年3月26日日曜日

はぎれ細工にふける

 昨日から今日にかけ、2階の一隅にミシンを置き、ずっと裁縫仕事にふけっていた。最初はプロジェクター用スクリーンの加工で、ビニール製テーブルクロスという滑りやすい素材だったので、かなり苦労した。
 半分終わって裏打ち材となる黒系の布を加工しようと思ったが、糸を黒に変えなくてはならない。ところが、以前から買ってある2種類のはぎれを使い、作るものがあった。こちらは白の糸で、スクリーンを縫った糸と同じ。せっかくセットしてあるので、一気にやってしまうことにした。
 最初は99円で買ったはぎれを加工。作るのは枕カバーで、買えば300円は下らない。単純な袋なので作業は簡単だが、いつもは短辺側に開ける穴が、布形状の都合で、どうしても長辺側になってしまう。はぎれなので仕方ない。
 やむなくいつものような封筒式でなく、座布団カバーの要領で入口の一部を狭く縫い合わせる方式に変更。どうにか収まった。


 続いて妻がかなり前にフリーマーケットで500円で買ってきたカエル柄の布に着手。1メートル四方くらいの大きさだが、買物用のエコバックを作って欲しいと妻はいう。手持ちの分が傷んでしまい、交換すべき時期だという。
 エコバックも要は袋なので、作るのは難しくない。妻の希望は底部のマチを大きめにとり、入口も大きくする。持ち手は肩にかけられる長さで、なおかつ普通に片手で持っても引きずらない長さ、そして出来れば同じ布で作ること。
 さらには、内側か外側に財布と携帯を入れる深めのサイドポケットをつけて欲しいという、要求の多さである。

 幸いに布は厚めで縫いやすい。持ち手は布端部の白い部分を活かして加工。仮縫いの段階で大きさや持ち手の長さをチェックしてもらい、夕方までに無事完成した。
 サイドポケット位置は迷ったすえに、もし滑り落ちても内部に留まっている内側につけた。


 思っていたよりカエル柄が可愛らしく、妻の年にはどうかと思ったが、希望通りの仕上がりに妻は満足の様子。生地はまだ少し余っていて、自由に使ってよいことになっているが、さて…。
(スクリーン裏地の加工が未着手なので、ミシンは今夜も片づけずに机上においたまま)