2017年2月2日木曜日

ガラス越しの豆を狙う鳥

 また10センチほど雪が降った。風も強く、あたり一面地吹雪状態となった。あちこちでホワイトアウト現象が起きたようで、玉突き事故が相次いだとか。
 取り立てて外出する用事はなく、昼過ぎに風がしばし止んだのを機に、外に出てすばやく除雪。強い風で吹き飛ばされて道路中央に雪はないが、陰になる場所にできた吹き溜まりがひどい。

 10センチくらい降って数日平穏が続き、また10センチ降るといった降雪パターンだと、その間に雪はけっこう解けてくれるので、それほど大きなダメージはない。
 問題は1日で30センチ以上まとまって降るドカ雪で、今冬はなぜかそれが12月に2度もあった。すでに一部会場で札幌雪まつりも始まり、明日は立春である。冬はもう峠を越したと思いたいが、どうでしょう?


 お昼過ぎ、裏庭に植えてあるライラックの木に見慣れない鳥が止まって、盛んにピーピー鳴いている。体は黒っぽいがお腹は白く、顔がグレーで、なかなかオシャレな色合いだ。

 そのうち隣りのミズナラの木に移り、やがてウッドデッキのパーゴラに飛び移った。何か食べ物でも探しているのかと不審に思っているうち、ついには台所の窓下にしがみつき、クチバシで窓ガラスを激しく叩き始めた。
 まるでキツツキのような勢いにびっくりしたが、叩いている窓ガラスの内側には、窓台の上にガラスのコップに満たした豆を飾りとして置いてある。どうやらそれが狙いのようだった。
 鳥の目には窓ガラスの有無がよく分からないらしく、夏はしばしばバードストライクが発生する。しかし、室内に置いてある豆をガラス越しに狙われたのは初めてのこと。
 デジカメを準備し、こっそり写そうとしたら、気づかれてまたミズナラの木に逃げてしまった。長い冬と吹雪とで、満足なエサにありつけないのだろう。もう少しの辛抱だと思うがね。