2016年5月7日土曜日

シールドケーブル接触不良

 先日のデイサービスライブの折、歌の途中でギターの音が急に小さくなったように感じた。気のせいかと曲間でスピーカーに耳を近づけ、何度かテスト。しかし、普通に音は出る。ギター側のジャックを抜き差しし、ライブは続行したが、その後も同様の症状が何度か出た。
 帰宅後、検証を試みる。しかし、特に問題はない。ジャックのネジを緩めて調べたが、断線もないようだった。

 3日後の昨日、チカチカパフォーマンスの最初のステージで、また同様の症状が出た。チリチリと音が途切れるような感じで、PAは電池式のタイプに替えていたので、PA側の問題ではない。
 状況次第ではギターだけを生音で使うつもりでいたが、その後何とか音は出た。しかし、シールドケーブルかギター本体に、何らかの問題があることは明らかだった。


 今日になって再度の検証を試みた。仮に問題がギター本体にあるとすれば、先日弦が切れた際に分解して補修したブリッジのサドル部分。音を電気的に変換する端子部分を壊さないよう、細心の注意を払ったが、もしかすると何らかの問題があったのかもしれない。

 最も怪しいのは、シールドケーブルのギター側ジャックだった。実は先月下旬のチカチカパフォーマンスで椅子に座って歌ったとき、終了後に立ち上がって聴き手に挨拶した際、誤ってケーブルを椅子に引っ掛けてしまい、ケーブルがギターから抜けた。
 そのときに無理な負荷がかかって、ケーブルとジャックの接続部分が傷んだ可能性は十分ある。
 ギター側のL字ジャックを分解して調べると、ちょっと見ただけでは分からないが、中央部の導線をハンダ付けした部分がとれている。やはり問題点はここだった。
 いったんケーブルとジャックとを分離し、被覆全体を1センチほど短くして、導線部分を長く引き出す。2ヶ所のハンダ付けはやり直しとなり、ここでかなりの時間を費やした。

 修復後、テストとして1時間ほど歌いながらギターを弾いてみたが、いまのところ問題は出ていない。しかし、買ってからすでに5年近くが経過しているので、そろそろ交換すべき時期なのかもしれない。