2016年5月13日金曜日

久々に夜のチカチカ

 5月3度目のチカチカパフォーマンスに参加。開催時間が拡大されてから、平日の前半、土日祝の前後半と順に3つの枠をエントリーしてみたが、およその様子は分かった。残る平日の後半枠を試してみようと思った。
 開催時間は15時半〜20時までの4時間半。終了時刻はこれまでと同じだが、前後半の切替え時間がこれまでより1時間半早まった。これによって様子がどう変わるのか?

 今回はそのほか、音楽系パフォーマーで久しぶりの合格者となった女性ユニット「ディセプティブケーデンス」との共演を一度やってみましょう、との提案があり、双方の時間調整がつくこの枠を利用することになった次第。
 事務手続きを済ませ、会場入りは16時30分ころ。後半枠は3組がエントリーしていたが、女性ユニットは18時ころに到着との連絡が事前にあった。
 残る1組のパフォーマンスがちょうど始まったところで、私の出番は17時15分あたり。待ち時間としては程よいところか。
 およそ30分で洋楽系を中心に9曲を歌う。(※はリクエスト)

「河は呼んでいる」「愛の讃歌」「パダンパダン」「風来坊※」「アメイジング・グレイス」「バラ色の桜と白いリンゴの花」「バラ色の人生」「Godfather愛のテーマ」


 夕方から夜にさしかかるこの時間帯で歌うこと自体、実に久しぶり。通行人はいても帰路を急ぐか食事や飲み会に向かう人が多く、集客的には厳しいのが数少ない過去の例だった。
 聴き手の傾向はあまり気にせず、チカホではこれまた久しぶりの洋楽系を中心にしたが、いつも聴きにきてくださる常連の方が最初からずっといて、そのせいか立ち止まる人はそれなり。

 3曲目の「パダンパダン」で立ち止まった男性が曲が終わると「いい声ですね。家でゆっくり聴きたい」とCDを買ってくれた。最近よくあるパターンだが、この時間帯で売れるのは珍しい。
 30分経過したが、女性ユニットは現れない。数分休んだあと、ツナギのつもりで第2ステージをやることにする。結果として、およそ25分で7曲を歌う。

「ブルーライト・ヨコハマ」「赤い花白い花」「ビリーヴ」「空も飛べるはず」「君をのせて(初披露)」「上を向いて歩こう※」「想い出がいっぱい」
 ここでも立ち止まる人はチラホラといった印象だったが、4曲目の「空も飛べるはず」を歌い始めたら、40代と思しき女性がすっと近寄ってきて、熱心に聴いてくれる。途中から一緒に口ずさみ始めたので、間奏で「どうぞご一緒に」と声をかけ、歌詞指導しつつフルコーラスを歌った。
 ときどきある突発的なシングアウトだが、聞けばスピッツが大好きなんだとか。これを機に別の若い女性も熱心に聴き始め、最後までいてくれた。

 初披露の「君をのせて」はキッズメニュー拡充作業の一環で覚えたばかりだったが、いい手応えだった。
 第2ステージは予習のつもりで大半をキッズメニューで歌ったが、この時間帯でもそれなりに支持された。思いがけない発見である。


 18時15分ころにようやく女性ユニットが現れる。残る1組のパフォーマーはすでに帰ったので、「急いでスタンバイして」と声をかけた。
 ところがベースのレイさんがマイクとマイクスタンド、シールドケーブルを忘れたというので、一式お貸しすることになる。

 PAは私と同じ機種を使っていたが、ミキサーがないので、2本目のマイクは強引にギター用端子に入れて使っていた。しかし、本来の用途ではないので音が聞き取りにくい。ベースは別の小型PAにつないでいたが、こちらは音がやや割れる。
 路上ライブの経験があまりないのでやむを得ないが、休憩時間に私のPAをボーカル専用として貸してあげた。リバーブをかけすぎていたので、こちらも調整。ベースは本来のギター端子につないだ。
 第2ステージは音が格段によくなり、広場に響く2人のハーモニーも絶妙。すべてオリジナルだが、あまり耳にしたことがない、ちょっと不思議な独特のメロディを創っている。
 立ち止まる人も最大時では10人を越し、通行に支障が出ないよう、広場内に誘導するほどだった。

 いつもよりかなり遅い19時半に解散し、自宅到着は20時半近く。慣れぬ夜の外出にちょっと疲れたが、若手を導くのも古株としての大事な役目である。