ケーブルが邪魔にならない反面、液晶の明るさを抑えたり、電源消費の激しいサイト閲覧を避けるなど、別の煩わしさもある。当初思っていたより使用頻度が高く、充放電回数はすでに50回に達した。このペースだとすぐに寿命を迎える。
持ち出すとき以外はAC電源で使いたいが、バッテリー装着状態でACアダプターにつなぐと、満充電に近い状態で充放電を繰り返し、バッテリーの劣化が一気に進む、という弊害があるようだ。
Appleではバッテリーを装着したまま使うことを推奨していて、どうもそのほうがパフォーマンスが向上するらしい。
どうにかバッテリーを充電させずにACアダプターが使える手段はないか…、と調べてみたら、下記のサイトにその具体的な方法が書かれていた。
「ACアダプターつなぎっぱなし?MacBookのバッテリー劣化リスクを抑える画期的な方法」
これによると、MacBookのACアダプター端子にある5つの端子のうち、充電をコントロールしている真ん中の端子だけを何らかの方法で絶縁すればいいらしい。これにより、本体には給電されるが、バッテリーには充電されない。
つまり、ACアダプターを使いながらもバッテリーは装着し、なおかつバッテリーは充電されずにその時点での容量をキープし続けるという画期的な手段だった。
上記サイトとは手法がやや異なるが、市販の絶縁ビニールテープを使い、端子の本体側を塞ぐことで、同様の効果を得ることができた。
19ミリ幅のビニールテープを2ミリ長で短く切り、ピンセットを使って本体側に貼るだけ。普通にバッテリーを充電したいときは、ビニールテープをはがせばOKだ。
2月下旬から2週間かけてテストしたが、4937mAh・90%の状態から始めて、現段階で4652mAh・85%。使わないときはシャットダウンし、ACケーブルはつないでおいた。
2週間で容量が5%減ったが、何も措置をしていないときに比べ、その減り方はごく少ない。システム情報で表示される充放電回数は50回で止まったままで、大きな増減のない半冬眠状態を作るのに成功している。
バッテリーは正常状態だが、充電はされていない。 |
今後の方針として、持ち出すとき以外はこの状態で使い続け、バッテリー駆動によって残量が半分以下になったら、そのまま空になるまで継続使用。5時間放置後に満充電というApple推奨の手法に従おうかと考えている。
前述のサイトでは、この手法によってCPUのパフォーマンスが落ちていないかの検証まで試みている。素晴らしい。貴重な情報に感謝します。
(私のMacBookでいまのところ問題は起きていませんが、真似される方は各自の判断でお願いします)