2015年9月11日金曜日

名札ケースでピック

 自作ピックの素材として数ヶ月前に買った0.4ミリ厚の模型用塩ビ板が、ピックとしては全く使えないことが分かった。弾いているときのしなやかさは優れているが、問題は強度。激しい曲調だと、わずか10曲程度で割れてしまう。
 以前に梱包用プラケースを利用した自作ピックの耐用強度を試算したことがあったが、1枚で300曲くらいは使えた。元来が模型用なので繰り返し使用による強度は想定していないらしい。

 強度に優れている梱包用プラケースは市販されていないので、過去の経験から最もそれに近い強度だった名札ケースを再び使ってみることにした。


 10年以上前に買ったときと同じホームセンターを探したら、大半がソフトタイプの名札ケースに入れ替わっている。必要なのは硬質プラスチックを使ったハードタイプだったが、棚の隅にわずかに在庫があった。
 10年経って品質が変わっている可能性も捨てきれず、試しに1枚だけ買ってきた。
 前回はサイズが大型の70×110だったが、在庫があったのは名刺サイズの56×90。前回は12枚作れたが、今回は半分の6枚が精一杯。しかし厚さは同じ0.4ミリ程度。問題は強度だ。
 昨日から練習に使っているが、1日10曲程度弾いて2日経ったが、いまのところ摩耗やひび割れの兆候はなく、前回なみの強度が期待できそう。

 価格は1個60円で、調べてみたらアマゾンでも同等品が似た価格で買える。透明なので目印としてカラーシートを貼る煩わしさはあるが、1枚10円でしなやかさと強度が保障されるなら、多少の手間はガマンしなくては。