コンパウンドは歯磨き粉に似た性質で、要は細かい突起を平坦に均し、わずかな擦り傷程度なら、これだけでほぼ見えなくなってしまう性質のものだが、今回のようなひどいキズの場合、もちろんこれだけで消えることはあり得ない。それでも磨けばそれなりに擦り傷は目立たなくなった。
適当なところで切り上げ、全体を灯油で油抜き洗浄する。コンパウンド磨きもそうだが、これらの作業は古い木綿シーツを切ったウェスを使った。
上の写真がコンパウンド磨き〜灯油洗浄を終えた直後の状態。大きな凹凸はないが、まだ樹脂の黒い地色がむき出しである。
次に車のボディと同色のタッチアップペンを使い、薄く塗り重ねてゆく。5年前に548円で買ったが、毎年少しずつ修復に使っても、まだまだ残っている。ついでに他の部分のキズもまとめて修復。
しばし乾燥させ、最後にもう一度コンパウンドで磨いた。予想以上にきれいに仕上がり、位置が低いこともあって、ちょっと見では分からない程度にまで回復したと自画自賛。
じっくり見れば分かるが、すでに7年近くも乗っているので、大きな投資をするつもりはない。バンパー部は全体的にキズが多数あり、今後もよほどのことがない限り、 DIY修復で凌ぐつもり。
今回使ったのは、いずれも5年前に買ったソフト99の製品。タッチアップペンは「M7584_A31、三菱用クールシルバーM」を使った。