2015年4月29日水曜日

いつもと違った花見

 時間に大きな制約のない我が身にとって、さしたる意味はないが、世間では今日からゴールデンウィークである。ライブも一段落し、引き続き好天なので、かねてから準備してあった車庫&物置屋根の補修工事にとりかかった。

 屋根の水勾配を通路とは直角に変更してから丸4年が経過したが、最近になって通路の一部に雨漏りがするようになった。妻は一向に気にしないが、まるで狙い撃ちのように玄関ドアの真上に落ちてきたりするので、抜本的な修復をすることにした。
 原因はポリカ波板の水下部分の水はけが悪く、雨量が多いときや融雪時などに継ぎ目から水が落ちてくること。水勾配を再度チェックして修正し、ポリカ波板と下地板の間に防水ルーフィングを敷くことが主な作業である。
 その第一段階として、今日はまずポリカ波板を固定してある数百本のビスを緩めて外し、ポリカ波板を下地板から取り外した。


 経年により、ビスのねじ山の一部が錆びていて、かなりの手間を食う。およそ2時間を費やした。取り外した波板はいったん丸めてしばり、車庫の一角に立てかけた。
 最後のほうはちょっと腰にきたので、本日の作業はここまで。

 遅い昼食をとったあと、先日市の広報に載っていた近隣の川沿いに咲く桜並木の情報をネットで収集。すると昨日づけの某ブログで、ほぼ満開状態であることを知る。行くなら今日だ。
 ただちに妻を伴って車で向かう。20分ほどで目的地の新川通りについた。


 札幌北区と西区の境界にある琴似川沿いに8キロ近くも続く桜並木だが、川下から何キロか走って見どころをチェック。最も見事だったのは、北24西16あたりにある直径30センチ以上はあろうかと思える、ソメイヨシノの巨木数本が並ぶ地点。
 まるで水を求めるように、高い土手から水面に向かって長い枝を伸ばしている。上に向かって咲く桜はごく普通だが、下に向かって咲く桜は珍しく、新婚旅行で行った岡山の後楽園で観て以来だ。

 大きな広場はなく、売店も椅子もない。もちろんBBQも禁止。川の両側を走る幹線道路の通行量も多いが、いっぷう変わった花見が楽しめた。酒宴の喧騒がないその分、私たちにとってはむしろ落ち着ける。
 広報で桜並木の存在を知り、気にしていた妻も満足。今年も無事に二人でサクラを観られた。