2015年4月30日木曜日

南側隣地に変化

 昨日に引き続き、車庫&物置屋根の補修工事をやる。雨漏りの原因のひとつだった梁組の水勾配狂いを修正するべく、水下の南端部にある梁の位置を、1センチだけ下げる作業をまずやった。地味だが、重要な工程だ。
 施工後16年目に突入したが、梁自体に大きな損傷はない。固定してあるボルトのナットだけを緩め、梁は取り外さずにそのままの状態で、ボルト穴上部を1センチだけ細いドリルを使って拡大する方法をとった。他にも複数の手段で固定してあるので、強度面での不安はない。

 他の部材やビスなどを全て取り外してまた戻すのに、かなりの手間を食う。結局これだけで2時間を費やした。効率は悪いが、ほぼ目的通りの修正ができた。


 昼食後、なんだか身体がダルい。この種の大物DIYは、身体がなじむまでに少し時間がかかる。一昨年の南側木壁張替え工事のときもそうだったが、作業2日目あたりは最も辛い時期である。

 自分にムチ打って屋根に上る。続いての作業は、下地材となるヌキ板の一部移動と張替えだ。一部に空間のある既存のヌキ板下地材を整理し、水上にあたる4列に隙間なく張り詰める。水下3列には、新たにOSB合板を張る、という工程だ。
 経年によって傷んだヌキ板や固定ビスは処分。大半が60センチ弱のピースに分かれているので、選別は非常に煩雑だ。必死でやっていたら、16時過ぎになって、突然南側の空地に人影が。スコップやレーキを持参し、荒れ果てた土地に手を加える気配だ。
 実は南側隣地は、かなり前から売りに出ていた。17年前に私たちが買った価格の半値で、地主や委託された不動産業者から盛んに購入を勧められていたが、これ以上の土地は必要ないので、買わなかった。

 最近になって看板が取り払われたので、誰かが買って家でも建てるのだろうと思っていたが、やってきた人はどこか見覚えのある顔。「菊地さんですね、近くの…です」と頭を下げる。数軒先に家を持つ町内の方だった。
 もしかすると将来子供が家を建てるかもしれないが、当面は好きな野菜作りをここでやる、とのこと。仮に家が建てば冬の除雪は幾分楽になることを期待していたが、野菜畑であれば、それも叶わない。
 当面陽当りの心配がなくなったこと、夏の雑草刈から解放されることを、むしろ喜ぶべきかもしれないが。