昨春の消費税率アップの折にも、値上げせずにがんばってくれた庶民の味方、トライアルやイオン、その系列のビッグにも、負担に耐え切れなくなったのか、ヒタヒタと値上げの波が押し寄せている。
買物には率先して行くので、食料品の値上がりには敏感だ。最近値上がりしたものをリストアップしてみる。(よく行くスーパー数店のデータ)
・珈琲:420g入キリマンジャロブレンド→+60円
・バナナ:4本→+30円
・即席ラーメン:5個入り→+80〜90円
・成分調整牛乳:1.8L→+20円
・日本酒:CGC製2L→+60円
いずれも贅沢品ではなく、ごく庶民的な品で、我が家の日常には欠かせないものばかり。毎日消費するものなので、たとえ数十円でもその差は馬鹿にならない。
珈琲やバナナは中国での消費が急増し、相対的に価格が上がったと聞く。即席ラーメンや牛乳、日本酒がなぜ上がるのか、理由は不明である。一部上場企業のベースアップ情報に、まさか便乗したわけではないと思いたいが。
節約とは結局細かい積み重ねなので、個々の値上げに対し、独自に対策を講じている。折込チラシのバーゲン情報活用はもちろんだが、珈琲はイオンの同等品398円に切り換えたり、即席ラーメンも同じイオンブランドの298円を見つけたりした。
牛乳は昨春の消費税率アップ時にも20円ほど上がり、対策として脂肪分の少ない成分調整牛乳に切り換えたが、今度はその成分調整牛乳まで上がった。そこで、さらに脂肪分の低いタイプに変更。やや水っぽいが、脂質は減らしたほうが大腸ガン再発リスクは減る。一石二鳥である。
バナナと日本酒は代替策がなく、ギブアップ状態。バナナは月に15本を消費するので、月額113円のアップ。日本酒は消費量から逆算すると、月額40円ほどのアップなので、何とか他の節約でカバーするしかない。
努力のかいあって、昨春の消費税率アップ後も「1日千円」の食費予算は死守している。「ベースアップって何ですか?」という、世捨て人的我が身。果たしてどこまでこの状態をキープできるのだろうか。