それでも珍しく2人の子が帰省し、それぞれのわずかな重複日を利用して家族で外出したり食事したりと、それなりのGWは過ごせた。
雨の影響を直接は受けないライブも2本こなし、チカチカパフォーマンスではCDも順調にさばけたので、さらなる増刷と足りなくなった材料を追加注文、そしてCD陳列棚のちょっとした改造を行った。
今回の改造は、一体化させてある販売用の看板と収納棚の下部に、水平な陳列スペースを追加したこと。
これまでは予備楽譜を入れたクリアフォルダをその都度キャリーカートの上に置いて対処していたが、設置と撤収にやや手間がかかり、サンプルを手にとって見る方々により、位置も乱れがち。柔らかいクリアフォルダの強度面での問題もあった。
今回追加した水平部分は軽いダンボール板をベースに、垂直収納棚と同じ素材のクラフト厚紙で補強。端部を折り返して、垂直収納棚に硬く止めた。
看板、垂直収納棚、水平陳列棚の3つを折りたたみ式で一体化させることにより、設置→陳列→撤収→移動が流れ作業で処理可能となるはず。
これでもまだ位置がずれる可能性がゼロではない。歌に興味を持ち、CD陳列棚に近寄ってきて、2種類のCDを手にとって、それぞれ裏表をじっくりと確かめる。曲目や価格のチェック、さらには私の歌い姿とも見比べ、最終的に買うか買わないかを判断する。
これが最近よくある光景で、どうしても棚は乱雑になってしまう。男性は比較的短時間で買ってくださるが、女性はおしなべて慎重。さんざ検討し、結局案内状だけを持ち帰ってCDは買わない、というシーンも案外多い。
無名のアマチュアシンガーが、路上で通りすがりの方にCDを買っていただくことは並大抵のものではないが、それでも毎回数枚のCDがしずしずと引き取られてゆくことに感謝したい。