周囲に全く家がなく、完全なる「野中の一軒家」状態で、周辺空地は雑草が伸び放題。アリが暮らすには絶好の条件なので、ある程度はガマンしてきたが、さすがに今年はひどすぎた。
これまで市販のアリ退治薬を対症療法的に使ってきたが、そう大きな効果もなく、様子を見るうちに1ヶ月ほどでアリの姿が家から消える、というパターンを繰り返してきたが、今年は居間のテーブルに座っていると、顔までアリが這い上がってくるほど。対策は急を要した。
ネットで情報を収集すると、「アリメツ」という薬の評判が非常によい。なかなか手に入りにくいという話だったが、ツルハにはだいたい置いてあるらしい。
行ってみると確かにあったが、400円代半ば。念のため近くのスーパー薬コーナーも調べてみたら、こちらでは417円で売っていた。迷わず買ったが、これが5月8日のハナシ。
さっそく一番数の多い台所ゴミ箱近くに置いて試してみると、1時間ほどで数えきれないほどのアリが群がってきた。事前情報にもあったが、見ていて気分が悪くなるほど。
じっと耐えて皿が空になるたび、薬を注ぎ足す。2日ほど経つとアリの数がめっきり減り、そのうち全く姿が見えなくなった。1週間後に再び巣の卵が孵化することがあると取説にあったので、用心して見守ってきたが、12日が過ぎた今日も姿は見えない。
まだ油断はできないが、もしかすると取説通り、巣全体の壊滅に成功したかもしれない。
抜群の効果に気をよくし、今度は車庫前の縁石に巣を作っているアリにも試してみた。付属の皿が風で飛びそうだったので、布製ガムテープの端部を少し折って使用。こちらにも見る間にアリが集まってきた。
この調子で自宅周辺に根気よく薬を散布し続ければ、長年の悩みだったアリの完全撲滅化が叶うかもしれない。