予報ではこの天気も週末には崩れるとか。溜まっている外仕事を片づけるのはいまのうちだ。まずは昨日確認してきた実家の屋根補修費を振り込みに郵便局に行く。
春先特有の解ける氷塊による漏水事故だが、1階屋根全体のハゼ部分を中心に補強、そしてコーキング補修をしたので、費用はおよそ10万。5年の保証つきで、まあ、妥当なところである。
介護施設の費用支払を含め、実家関連の支払いは全て長男である私の担当だが、墓の管理と同じで、生きているうちの子の務めであろう。
帰宅後、近所のスーパーで買ってきたソウメンで昼食。薬味には家庭菜園で芽を出した細ネギを使った。今年初めてのソウメンで、なかなかの美味。気温の上昇と共に、食事も柔軟に変わる。
午後から懸案事項のひとつである車庫補強柱の工事に取りかかる。雪による負荷が大きい車庫の壁際の大梁中間に補強柱を追加しようというもの。基礎と柱本体はすでに仕上がっているので、今日はいよいよ柱の立ち上げと最終固定処理だ。
基礎の穴に合わせて木片を加工し、柱の下端にビス止めする。柱の位置を正確に出し、横揺れ時にも外れにくくするための下処理だ。
次に上端部の加工。長さを測ったら、現状ではぴったりだったが、大梁が経年の雪の重みで中間部が10ミリほど下がっている。これを補正するため、9ミリ厚のOSB合板を端部にビス止めした。
両端に塗装して全ての下処理終了。いよいよ最難関の大梁ジャッキ上げ作業である。下に垂れた大梁を何らかの手段でジャッキアップし、柱をこじ入れようというのだ。
使ってない端材を調べたら、1820長の2×6材が見つかった。これでは900ほど足りないので、どうすべきか考えるうち、手元にあるアルミ脚立を架台として使うことを思いつく。
最上段の位置では高すぎるので、2段目に幅広の木材を2枚置き、車用のジャッキをあてがったら、どうにかやれそうだった。
脚立の形状の都合で、縦材がやや斜めになってしまったが、少しずつ上げてどうにかうまく収まった。こじ入れた柱の鉛直を慎重に出し、ジャッキを緩める。柱の上端は構造用の専用金物で固くビス止めした。
建築関連作業に車用のジャッキは普通使わないが、外注に出さずにDIYレベルでやろうとすると、このアイデアは必須。最低限の投資でやり遂げた。
作業後、補強柱を入れた部分を確認したら、完全に水平が戻っていた。大雪時の負荷軽減はもちろん、雨による水はけが今後は改善されるかもしれない。ちょっと期待。
今回のDIY難度、5段階中最高の5。車用ジャッキと脚立による作業はリスクが大きく、お勧めしません。やる場合は各自の判断でお願いします。