2013年8月5日月曜日

街づくり活動の要件

 昨日総合スーパーで実施したイベントライブは、当然ながら無料である。誰でも自由に観覧でき、途中退出も自由。場を借りる条件のひとつにも入場料をとってはならないことが明記されている。
 他にも代表者の住所か勤務先が同じ区内にあることなど、条件は厳しい。「街づくりに寄与すること」という明確な目的があり、備品や広報、管理などで貴重な税金が使われているのだから、当然といえば当然である。

 出演者にギャラの類いが支払われないのも当然だが、いわゆる「集客ノルマ」の類いも一切ない。場の使用料は必要だが、市民活動の場合はごくわずか。(NPOを含めた法人の使用料はそれなり)この使用料の按分負担は発生するが、集客ノルマに比べるとさほどの問題ではない。


無料開放」「出演者はノーギャラ」「出演者にノルマを課さない」これらが街づくりイベント本来の姿で、2年前から継続活動中の「チカチカパフォーマンス」も、これに沿った都心型街づくり活動のひとつといえる。(チカチカパフォーマンスは年1回の登録料のみ負担で、場の使用料が必要なく、オリジナルCDの販売も可)
 3条件のひとつでも崩れてしまうと、そのしわ寄せがどこかにゆき、活動はいずれ先細りとなってしまうだろう。音楽系イベントの場合は著作権の問題も自動的に発生し、扱いはますます難しくなる。
 残念ながら私の住む区では街づくり活動が隣区ほど盛んではなく、こうした開放された場が存在しない。やむなく時間をかけて遠くのイベントに参加せざるを得ないが、文化活動の盛んな地域を、時にうらやましく思ったりする。

 実は今月末に歌わせていただく場は、近所にあるその街づくりセンターである。認知症を考える勉強会の余興に過ぎないが、幸いなことに責任者の方ともお会いでき、意気投合したばかり。今後の展開次第では、センターの空きスペースと空き時間を利用し、何らかの定期イベントを開ける可能性がある。
 介護施設系ライブの道はようやく軌道に乗ったので、次は街づくり活動の道を拓きたいと思ってる。いまは試行錯誤の時期。