2013年8月21日水曜日

戸惑う新冷蔵庫

 ネット通販で注文してあった新しい冷蔵庫が午後に届く予定だったが、朝一番で電話があり、都合がよければ午前中に配達したいが、との打診。たまたま妻が家にいて、この種のことは早いにこしたことはない。即OKである。
 妻はすぐに冷蔵庫内の野菜や飲み物類を箱に分別移動。扉に貼ってあるカレンダー類も全て外した。氷関連は前夜に製氷皿をカラにし、保存容器に移してある。準備万端整った。

 10時半に配達がやってきて、残してあったアイスや飲み物をすばやく移動。まずは古い冷蔵庫の撤去から始まったが、電源コードが造付け戸棚の隙間を通っていて、どうしても抜けない。
 戸棚を移動しようにも、地震の転倒防止用にビス2本で締付けてあり、まずそれを緩める必要があった。その後、戸棚をわずかに手前に引っ張って、ようやく抜き取りに成功。


 新しい冷蔵庫はてっきり白色と思っていたが、運び込まれたのはグレーである。しかし、発注伝票に間違いはない。たぶん私の確認ミスで、格安だった理由がこの色にあった可能性がある。
 しかし、収めてみるとそれほどの違和感はない。高さがこれまでより8センチ高く、幅も奥行きも一回り大きくなっているが、それを感じさせないのは、色が地味なせいだろう。

 最も戸惑ったのは、扉の数と配置。これまでの3ドアが一気に5ドアとなり、収蔵室の配置もガラリ変わった。
 これまで真ん中だった冷蔵室が最上段に、最上段だった冷凍室が最下段へと変わった。最下段だった野菜室は中央(上から2段目)である。慣れるまでしばしの時間が必要だが、使用頻度の高い野菜室が高いと腰の負担が少なくて楽、とは出資者である妻の弁。
 さらに驚いたのは、製氷機が内蔵されていることだった。下から2段目左の小引き出しがそれで、2時間に10個のペースで自動的に氷が落ちてくる。
 給水タンクはなぜか最上段の冷蔵室内にあり、ここからパイプで水が供給され、途中で氷になって下に落ちる仕組みらしい。

 問題は容器に落ちる際の音。「ガラガラ」とかなりやかましく、給水タンクの水がなくなるまで、深夜でも延々と作り続ける仕掛けとか。「製氷オフ」のスイッチがあるので、氷の在庫が充分なら、深夜はスイッチを切っておくべきだろう。
 給水タンクには、活性炭フィルターまでついていて、数年おきに交換する方式。「美味い氷」を作るためというが、そもそも家庭の冷蔵庫内に製氷機が必要なのだろうか?
 他に氷を作る手段がないので使わざるを得ないが、便利さもほどほどにしておくべきだろう。電気代が半分になるのは、とてもありがたいことだが。