1杯に使う珈琲豆はおよそ10g。日に40g×30日=1200gが毎月の消費量となり、昨今の珈琲価格暴騰の折、家計に与える影響は馬鹿にできない。
しかし、珈琲は夫婦にとっての大きな楽しみで、40年ほど前に2人を結びつけたきっかけが、この珈琲なのだった。(これに関する子細はいずれ語るかも?)
珈琲豆は安売りスーパーでいつもまとめ買いをする。450g入の深煎ブレンドを1袋、420g入のウエシマ製キリマンジャロを2袋買う。合計で1320g、これだけあれば1ヶ月は充分もつ。
すべてキリマンジャロでもいいのだが、こちらはg単価が1円ほどで、ブレンド品のg単価0.8円に比べて、やや高い。混ぜるのは主にコスト面の事情からだ。
それでも毎月の珈琲代は1200円ほど。日換算で40円で、これにお湯を沸かす電気代を加算しても、せいぜい日に50円といったところか。ささやかな贅沢だ。
以前はけっこう通っていたカフェにも、最近はめっきり足が遠のいた。価格がいつの間にか1杯500円近くにもなり、家で飲む単価の50倍近く。プロの入れるものなので、価格に見合う味を期待したいところだが、なぜか最近のカフェ珈琲は高いばかりで、自宅の味と大差ない。
店の雰囲気とかオーナーとの会話、気分転換など、カフェの珈琲には他にもいろいろと楽しみがあるが、味や価格を含めて総合的に判断すると、わざわざ足を向けるほどの魅力に欠ける、といったところか。
たとえば「猫カフェ」のような、珈琲とは全く異なる次元の魅力があるカフェが近所にあれば、ちょっと行ってみたい気もする。
あとは「いつでも弾き語りOK」の音楽カフェあたり。「たまにライブのカフェ」はけっこうあるが、望むのは「いつでもOK」のカラオケ的弾き語りカフェである。