2013年2月3日日曜日

恵方巻き騒動

 節分である。近所のスーパーデリカ部に勤務する妻にとって、年に数回ある季節イベントの書き入れ時。勤め始めた10数年前にはそんな習慣はなかったはずだが、いつの間にやら「恵方巻き」なる、由来のよく分からぬ習慣が定着し、この時期は忙殺されるようになってしまった。
 恋愛や人付き合いに関わるバレンタインチョコが日本に定着したのは理解できるが、恵方巻きに関しては理解に苦しむ。

 ありがたそうな名がついてはいるが、要はただの海苔巻き。しかし、工場生産は不可能なので、1本ずつ手作りとなる。手間はかかるが、消費低迷のなか、少しでも売上げを増やしたいのは、ごく普通の企業論理であろう。


 出勤は午前5時で、「起きる自信がない」という妻がいうので、寝起きのよい私が4時半に代行で目覚ましをかけ、ピタリと起きてみたら、妻もとうに起きていた。
 戻ってきたのが、何と夕方の5時。延々12時間も恵方巻きを作り続けて、最後は自分が「アホウ巻き」になりそうだったそうな。しかし、昨年より応援人員が多かったとかで、長い労働の割には元気だった。

 夕食ではノルマ気味に買ってきたその恵方巻きやらメザシ、豆菓子などの節分定番品が食卓に並んだ。写真にはないが、一合枡に入れた正統派の大豆で豆まきもやった。うだうだ言いつつも、ちゃんとやるべきことはやる不思議。
 腰痛はかなり回復。布団を畳んだり敷いたり、食器を洗ったり掃除をしたり、洗濯物を片づけたり、普段私が担当する家事も、一通りやれるようになった。
 ただ、バスタブにはまだ浸かっていないし、食事も椅子のまま。ズキンと痛くなるポイントがまだ少し残っていて、油断はできない。

 今回も整骨医院には行かず、自力で対処したが、まともに動けるまでにいつも通り、丸1週間はかかったことになる。健康である有難みをしみじみ感じる。