2013年2月26日火曜日

電子書籍元年

 アマゾンのKindleで誰でも電子書籍が出版可能になったことは、以前にもふれた。審査は当然あるが、クリアすると48時間以内にアマゾンのサイトから販売される。
 すでにアカウントも取得し、いつでも出版できる体勢は整えたが、昨年末からの急なデザイン系業務の展開により、構想は中断したままだ。

 それでも準備はしておきたい。その一環として、所有するアンドロイド中華Padで動くKindle閲覧専用ソフトを無料ダウンロードし、これまたアマゾンから無料で配布されている本のいくつかを実際に読んでみた。
 その様子は写真の通りで、中華Padから直接アマゾンのサイトにアクセスし、「Kindle」→「本」→「無料本」と進めば、かなりの数の本が一覧表示され、ダウンロードできる。


 電子書籍に関しては、すでに「青空文庫」というサイトで著作権フリーの本が自由にダウンロード可能で、そのままPCやスマホ等で読める。
 こちらは昨年からすでに20作近い作品をダウンロードし、マイクロSDカード経由で中華Padに入れ、「青空読手」という専用ソフトで読んでいるが、使い勝手はいまのところKindleが上か。
 Kindleでは表紙が一覧表示されるし、頁の背景色やフォントサイズも自由に変えられる。Padを縦横自由にしても読めるが、対して青空読手では表紙がなく、文字も背景も1パターンのみで、縦位置限定だ。しかし、文字は大きめで背景は薄いベージュなので、不自由はない。
 青空文庫の強みは、作品を本体から切り離せること。調べてみたが、Kindleでは本体のどこかに格納されてしまうらしく、ネット接続を切っても読めることは読めるが、外部に持ち出すことはできないようだ。
(「販売」が主目的であるため、コピー防止措置と思われる)

 著作権フリーの日本文学を中心に、PCやスマホで自由に読みたいなら青空文庫、有料の本も含めて、より便利に電子書籍を利用したければKindle、ということになろうか。
 電子書籍はまだまだ日本では黎明期だが、近いうちに本はもちろん、新聞や雑誌もすべてこちらが主体になると思われる。インターネットのように、いざ広まり出すとあっという間だろう。それまでいろいろ試して慣れておく。