たいしたお金はかけず、要は「私ら離婚しました」と、親しい友人知人に告知するパーティーのようなもので、今風のイベントであることは確か。ケジメとしては悪くない気もする。
妻と番組内容についてあれこれ話すうち、「私らも人生の節目で何らかのイベントをやりましょうかね」という話になった。結婚式と銀婚式は無事に終わらせ、還暦イベントも全国から子供たちを招いて自主企画で2年前に済ませたばかり。
さて次なる節目は?と考えたが、「離婚式」はひとまずご遠慮願うとしても、金婚式までにはしばしの間があり、そもそもそこまで命が持つかどうかが問題だ。
プロジェクター等を使って二人の70年に及ぶ足跡をスライドショーで表現し、家族で順にちょっとした出し物をやる。場所は借りてもよいが、こじんまりと自宅でやるのも安上がりで帰る面倒もない。
この案を出すと「いい考えね」と妻が乗ってきた。問題はそれまで命をどうつなぎ、妻との関係を良好に維持し続けられるかどうかだ。しかし、生きる目標としては悪くない。家族の絆を確かめられるという利点もある。
この案を出すと「いい考えね」と妻が乗ってきた。問題はそれまで命をどうつなぎ、妻との関係を良好に維持し続けられるかどうかだ。しかし、生きる目標としては悪くない。家族の絆を確かめられるという利点もある。
人生、一寸先は闇だが、せいぜい健康に留意しつつ、粛々と日々を過ごすことにしよう。来るべき「古希式」にむけて。