まずはステージの位置。3組のパフォーマーのうち、横壁を背にして演じたのは私だけで、他の2組は通りに向かって演ずるという正攻法スタイルだった。パフォーマーが一人ならやり方は自由だが、3組が入れ替わって演ずる場合、ステージ位置は統一したほうがいいように思えてきた。
次回以降、同じように数組の共演となった場合、ステージ位置は他の方に合わせてみようと思う。
時間に関しては、共演の場合は設営から退出までを含めて30分、という暗黙の了解があるようだ。となると構成は固定したまま、8~9曲のセットを2つ用意するか、全く同じセットを時間を空けて2度歌う、という選択になる。
以前のように別ジャンルを2種類歌うスタイルは避けたいと思う。同じセットを繰り返すかどうかは、その場の空気次第となりそう。
電子譜面が使えることが分かったので、その効果を最大限に活かすべく、途中でリクエストに応ずるスタイルをとろうかと模索中。これまで「楽譜がありません」と拒否してきたが、電子譜面の採用でその問題は解決された。
レパートリーに入ってさえいれば、たいていの曲はその場で即歌えそうな気もする。不意のリクエストに備えての電子譜面だったが、逆にそれを積極的に利用しようというもの。いにしえの流しのような手法になるが、ジャグリングの方たちが客とうまくコミュニケーションをとりつつ進めているのを見て思いついた。
やるかやらないかは、こちらも場の空気次第か。しかし、新境地開拓となるのは確実。気持ちの動くアイデアである。
エッセイが連載中の雑誌、「オトン O.tone」の最新号が出版社から送られてきた。今月号には、かって子供が大人用の自転車に乗るための変則技だった「三角乗り」について書いた。雪解けにふさわしい内容である。機会があれば、ぜひ目を通してください。(680円)