夕方までにだいたい終わる。まだ本番前の段階だが、ある程度のグレードに仕上げておかないと、先方のOKは出にくいという図式。どのようなプレゼンでも似た傾向にあるだろう。「だいたいでいいから」という言葉に乗ってしまうと、こじれるのが常。「だいたい」=「ほぼ完成形」と思っていたほうが身のためである。
このところ陽気がよく、雪がずんずん解けて毎日10センチは積雪量が減る。札幌都心ではとうにゼロだが、北端にある我が家では日陰にはまだ大量の雪が残っている。それでも直近のアメダス値で40センチまで減った。
周辺空地ではいっせいにフキノトウが芽を出し始めたので、この時期だけの春の恵みであるフキノトウ味噌を作るべく、周辺空地を散策して蕾状態のフキノトウを7個採取した。
外側の皮をとり、すぐに茹でて水にさらす。以降の調理はいつものように妻がやってくれた。さっそく晩酌のアテとしていただく。ほろ苦い春の香りである。芽をふいたばかりの山菜には、薬や栽培野菜では決して得られない薬効があると聞いた。
まあ、そんな打算的な考えは置いておいても単純に美味しく、寿命が延びるような気分にはなれるのだ。