いつものように前夜は3時近くまで起きていたので、非常に眠い。しかし、年に一度のことである。ムチ打って起き、脚立とスコップを持ちだして屋根に昇り、雪落としに勤しむ。
雪落としは毎年決まってやる仕事。自宅の車庫屋根で慣れているので、自分には合っている。
参加者が思いのほか多く、作業は1時間足らずで終了。その後、たたまずにおいてあった布団に再度潜り込み、昼までコンコンと眠る。若いころからこうした「刻み睡眠」が得意だったが、還暦を過ぎたいまもその体質が変わることはない。
かなり以前に「総務」という町内会役員の要職を仰せつかったことがある。しかし、1年で辞めた。人間関係の調整などに代表される仕事がマイペースを旨とする資質に全く合わなかったこともあるが、「朝が苦手」という体質も大きな理由となった。
町内のいろいろな声が午前中から飛び込んでくるのが総務という役職の宿命だが、電話にせよ直接訪問にせよ、それに満足に対応できない。これでは務まるはずがない。
しばしして引き受けたのが「街灯部長」という役職。こちらは肌にあった。なにせ、街灯が点くのは私の得意とする夜の時間帯である。
そんなわけでこの3~4年はずっと街灯部長が私の役目。電気代補助金の申請やら街灯データの更新など、ちょっと書類手続きが煩雑ではあるが、まあ適職であろう。
これまで車庫北側の壁に設置してあった除雪スコップ置場を、アルミ製のスコップを新たに買ったのを機に、玄関を出てすぐ横のスリット壁に変えた。写真のように木片を握り手の幅に切り、ビス止めしただけの簡単な仕組みだが、うまく収まっている。
位置が車庫側よりも近いので、思い立ったらすぐ手にとって除雪できるところがミソ。