秋口に北側隣地に枝を伸ばしている庭木の大規模な剪定を実施し、灯油タンクを保護してある屋根の雪が隣地に落下しないよう、雪止めも取り付けた。残るは自宅北側に設けた窓のプライバシー(目隠し)問題だ。
隣地境界に近い北側の壁には、新築当時から必要最低限の窓しかつけなかった。2階の窓はゼロで、1階にはごく小さい窓が台所とユーティリティ(乾燥脱衣室)にそれぞれ1ヶ所のみ。
ガラスを新築当時から不透明にすればプライバシー問題は発生しなかったが、閉鎖的な印象がイヤで、透明ガラスを選択した。(プライバシーは隣地に家が建ったときに考えよう…)と腹を決めてのことだったが、入居後12年を経て、その家がいよいよ建った。プライバシー対策を講ずる時期到来である。
ガラスを不透明タイプに交換するのが手っ取り早かったが、それなりの経費がかかる。木製のスリット格子を内側か外側にDIYで設置する方法があったが、すべり出し式の窓の開閉に支障がある。安価な妙案はなかなか見つからなかったが、ガラスの内側にシートを貼る方法を最近になって思いついた。
マンションに住んでいた頃、窓ガラスの結露対策としてガラスに市販の断熱シートを貼りつけたことがあり、貼るとガラスが程よく半透明になり、外からの目隠しにもなった。
同じことをやれば同じ効果が得られるはずで、ホームセンターで窓用の断熱シートを調達しようかと思ったが、ふと梱包用の緩衝材(プチプチ)を思い出す。最近は通販であれこれ買うことが多く、荷物の中に入っていた緩衝材は余るほどストックがあった。
プチプチ緩衝材を窓ガラスより少しだけ大きく切り取り、セロテープを丸めて両面テープ状にし、内側に貼りつけた。
本来は梱包用なのでさほどの効果は期待してなかったが、写真のように程よい透け具合で外もそれなりに見え、プライバシー確保も問題ない。何より、外が氷点下の際に窓ガラス下部に決まって発生していた結露が、これによってピタリと止まった。
本来は梱包用なのでさほどの効果は期待してなかったが、写真のように程よい透け具合で外もそれなりに見え、プライバシー確保も問題ない。何より、外が氷点下の際に窓ガラス下部に決まって発生していた結露が、これによってピタリと止まった。
断熱面でも効果があるのは間違いなく、まさに「目隠し&結露防止&断熱」の三拍子がそろっている。汚れたり破れたりしたときの将来的な交換もごく簡単で、思わぬ拾い物をした気持ちだ。