同じような場での同じような企画だが、運営母体が全く異なり、いずれも過去に前例のない企画なので、ハードルは高かった。
今回も3度にわたる直接交渉のすえ、ようやく実現となった次第。先日、責任者の館長さんから直接連絡があったときは、正直うれしかった。何事も実績に裏打ちされた誠意と粘り強さが肝心である。
今回は徒歩10分ほどの距離にある「篠路コミュニティセンター」という場で、百合が原地区センターと同様に、いかにも音響効果が良さそうな吹抜けがロビー中央を貫いている。
私の構想では、ステージは写真正面にある油絵の前あたりがロビー内のどこからも見通せ、体育室の出入り動線の障害にもならず、しかも音の抜けが最もよいと見た。
実施日は6月末とのことで、まだ余裕がある。演奏時間は20-30分と、やや流動的。細かい詰めはこれからだが、初夏に相応しい叙情歌で今回もまとめようと、早くも準備にとりかかった。
地域センターは市内に40カ所近くもあり、コンサートが可能な広いロビーを持つ場も数多い。利用費は無料か、かかってもごくわずか。
こうした場でフォークや演歌は無理でも、クラシックやシャンソン、叙情歌を聴きたい地域の人々の潜在需要は数多いと見る。広報さえうまくやれば、集客には事欠かない。
じょじょに実績を重ね、新規開拓に励み、当面はこうした公的空間を自身の音楽活動の拠点としたいと考えている。