写真は東側(通路側)の様子。壁から通路側にむかって緩い水勾配があり、さらに写真奥の南側に向かって緩い水勾配をとっている。この2つの水勾配により、写真奥の南東側にまとめて水を落とす作戦だった。
通路側はタル木を使って端部を3センチほど上げ、雨が通路に落ちないようにした。反対側の壁際の処理と全く同じ考えで、これは非常にうまくいった。しかし、これでも中央の一部に水たまりができてしまう。
手製水盛り管で各部のレベルを測ってみたところ、大梁の上に載せてある小梁の高さが微妙に低くなっている。数年前に腐食によって大梁を交換した際の施工誤差と、経年によるタワミのせいらしい。
この誤差を修正するのは非常に難しい作業だった。小梁は完全に組み上がっていて、しかも非常に重い。だが昨夜になって(クサビを使えばよいのでは…?)と閃いた。
レベル測定により、通路部分の2本の梁に、それぞれ10ミリと8ミリのクサビを作ってハンマーで打ち込めば、割と簡単にレベル誤差は解消される。
手頃な木材をノコで切ってクサビを作成。一度もやったことのない作業だったが、予想外にうまくいった。昨夜の雨で一部にまだ水が残っていたが、クサビを打ったとたん、それがちゃんと南側に落ちてくれた。明日からまた雨の予報だが、今度こそ問題ないはず。
夕方から強い風に変わったが、昨日終わらせた壁際の波板は、ビクともしない。長く困難な道のりだったが、恐れていた腰痛も再発せず、ほぼ予定通りの仕上がりになった感。終わった。