2011年5月4日水曜日

孤独なDIY作業

 明け方に風雨の音で目が覚めた。頭のあたりでカサコソと妙な音がする。そこはちょうど補修工事中の車庫屋根があるあたりで、屋根波板が風であおられて壁の鋼板にぶつかり、こすれている音だった。
 あわてて起きだし、息子の眠る部屋の窓から外の様子をうかがうが、よく分からない。こうなれば直接目で確かめるしかない。時計はまだ5時半過ぎだったが、パジャマの上から作業ズボンとジャンパーをはおり、長靴と帽子で防護して外に出た。

 脚立にあがって確認すると、こすれてはいるが、壁は無傷だった。昨日は波板端部を壁波板の形状にあわせ、大雑把に切りそろえてあった。直線状態だった数日前とは異なる。処置が正しかったわけで、ちょっと安心する。
 物置から適当な端材を取り出して、屋根波板と壁との間に緩衝材としてあてがった。これにより、風による障害は完全に止まった。妻も息子も全く関知しない、明け方の孤独なDIY作業である。


_ヤレヤレと安心して昼近くまで爆睡。連日のDIY作業と仕事とで、疲れが溜まっている。雨は断続的に降り続くので、今日の作業は無理。仕事も先が見えていて、この日は休息日と決め込んだ。

 昼からは、不要になったeMacのハードディスクにゼロを書込む作業をする。マックにはインストールCDに「ハードディスク完全ゼロ化」のソフトがついているので、簡単に終わる。eMacの処分方法で困っていたが、実はようやく決定的解決法にたどり着いたのだ。
 息子が使っているパソコン液晶モニタが壊れて電源が切れなくなってしまい、コンセントの抜き差しで入り切りしているとか。サイズも小さいので、この際買い換えたい、という。
 先日、いつも利用する中古ショップで、「何らかの商品を買ってくれたら、eMacを無料で引き取ります」という言葉を思い出した。まさに渡りに舟の話だ。

 さっそくネットで調べると、8,000円前後で中古の19インチモニタが手に入る。数や種類も選び放題。連休中に息子と出向き、モニタ購入と同時にeMacを引き取ってもらうことに決めた。
 南の軒下にあるムスカリが満開だ。7-8年前に町内のゴミ収集場に、「どうぞご自由にお持ちください」との添書きと共に並んでいた球根を、ありがたく数個いただいて植えたもの。ご近所のどなたかは分からないが、花を見るたびにその好意を思い浮かべる。

 5時近くに遅いお茶を3人で飲み、夕食には久々に「納豆チヂミ」を私が作った。妻は餃子と豚汁を担当。たまに息子が帰ると、二人して張り切ってお接待である。
 チヂミは「うまい、うまい」と、半分ほどを息子に食べられた。