長い冬を楽しく乗り切るためのささやかな工夫で、私もさっそく真似をしてみた。
基本的には西方さんと同じ手法だが、我が家の玄関前アプローチには、まだ1メートル近い雪の壁がある。そこを30センチ四方ほどにくり抜き、中に太めのローソクを仕込んだ。
柱を中心に左右に2個配置し、ハロウィンのカボチャの眼のようにしてみた。
最初は風防用にペットボトルを半分に切ったカバーをかぶせたが、酸素が足りないせいか、炎が小さい。外してみたらいい具合に燃え、しかも風でゆらゆら揺らいでアヤシイ魅力ではないか。
夕方17時に点火し、23時近くまで灯しておいたが風で消えることもなく、直径5センチ×長さ5センチほどのローソクの半分以上が燃えた。
階段の昇り降りのたびに、玄関前車庫に面する壁の窓から、その灯りがほんのり鮮やかに見える。ローソクの在庫はたっぷりあるので、当分は足りる。冬の楽しみがまたひとつ増えた。