2011年1月2日日曜日

得難い励み

 朝一番のJRで上の息子が九州の勤務先に戻った。明日は末の息子が道南の勤務先に戻る。それぞれがそれぞれの日常に戻るということで、それすなわち自立したオトナの意識と生活であろう。

 新年早々のライブが早くも1週間後に迫ったので、すでに昨日から練習に励んでいる。「20歳から90歳」という、非常に幅の広い聴き手に対応すべく、あれこれ考えているが、ひとまずの構成が今日まとまった。
 息子の意見なども取り入れ、どの世代でも大きな疎外感のない曲を選択したが、これが当たるかどうかは、やってみなくては分からない。


 これに関連し、昨年末に何度か試して問題の見つかったフットタンバリンを少しだけ改良した。
「踏んでいるうち、本体が動いてずれてしまう」という欠点だが、専用のデッキシューズを持参すれば解決することが、昨年最後のライブで分かっていた。しかし、機材がひとつ増えるという別の問題がある。
 そこで足がぴったりはまるベルトを本体につけてみた。古いズボンのベルトを再利用したものだが、いまのところ問題点は解消している。実戦で再度試してみたい。

 今日は軽い調整のつもりが、つい調子に乗って1時間も歌い続けてしまった。なぜか喉の調子は100%ピークに近く、もしかすると1週間後には調子が落ちているかもしれないと、別の不安が襲ってきたりする。
 年末から年始にかけ、YouTubeにアップしている音源に対し、2つのコメントがついた。YouTubeには15本の音源をアップしているが、ありがたいことに現時点で約半数に高評価をいただいている。
 しかし、具体的なコメントをいただいたことはこれまでなく、実際にそうなってみると、非常にうれしいものだ。

「誰のためでもなく、ただ歌っている自分が楽しいから」というスタンスは自分の歌の原点には違いないが、であれば何も好き好んで人前で歌ったり、YouTubeにアップしたりする必要はない。
 つまりは「誰かに認められたい」からこそ、あちこちで歌っているわけであり、その意味ではYouTubeの再生回数や評価、そしてコメントは、歌い手にとって得難い励みになるのだ。