今日は珊瑚婚のイベントとして、都心に食事に行く予定だったが、あまりに天候が悪いので、来週以降に延期。お店は逃げていかないし、温暖なときのほうがいいに決まっている。
野球やサッカーを見ながら断続的に仕事を続け、難しいほうの仕事を、夕方までに仕上げた。
その後、一昨日の未明にアイデアが閃いた新しいオリジナル曲の歌い込みと推敲をする。
古いメモを整理していたら、「風街」というタイトルと、それに関わる数行の詩編が出てきた。この地に新居を築いて暮らし始めてから、丸10年が過ぎた。くしくも同じ年に、還暦と珊瑚婚が重なっている。すっかり忘れていたが、それやこれやの想いを、忙しい時期に走り書きしておいたものだった。
時間の空いたいま、何となく曲になりそうな予感はあったが、録画してあった紀行番組を深夜に見ているさなかに、突然メロディが舞い降りてきた。
あわてて再生を一時停止し、2階に駆け上がってギターを取り、弾きながらメロディを書きとめた。詩の核はできていたので、短時間に曲としての体裁はまとまった。
タイトルは少し考えて、以前近隣に配布のフリーペーパーに1年間だけ連載したエッセイのタイトルでもある「風街だより」にした。いまの自分たちとその暮らしぶりを語るうえで、これに勝る言葉はない。
♪「風街だより」(抄) 作詞/作曲:菊地 友則
月日が流れた 深く静かに
10年の時が過ぎ去った
僕らの家は いつも何気なく
風の中で たたずんでいます
誰かを愛し
誰かを見つめ
誰かのために
風は吹いているでしょう 今日も