2010年3月23日火曜日

歩きながら歌う

 昨日のライブレポで書き忘れたが、熊谷さん、平井さんとも、伴奏の一部に口笛をうまく使っていた。昨年始めから私も同じことにチャレンジしているが、ライブではなかなかうまくいかない。
 音が出ない理由を考えているが、マイクのセンターを外し、息がノイズにならないようにしているのは、私も同じ。唯一違っていたのは、二人とも演奏前に軽く吹いて音だしのテストをしていた。確かに口笛は出だしの失敗が多い。なるほどね。

 モニタの返り音がちゃんと聞こえているか否かも重要なポイントのようだ。いっそPAを全く使わない状況のほうが、うまくいくのかもしれない。
「大きな片想い」「りんごの木の下で」「時には母のない子のように」の3曲が、これまで私が伴奏の一部に口笛を使った曲。このうち、「時には母のない子のように」は、YouTubeにアップ済み。自宅録音なので、割とうまくいっている。興味のある方は、聴いてみてください。
 もうひとつ、平井さんのステージ途中で、「この会場は音がいい、マイクなんぞ、いらんワイ!」と突然叫び、ギターのラインケーブルを抜き、マイクもどかして、歌いながら狭い客席に入り込んできた。
 私の横にあった椅子に靴を脱いであがり、そのまま歌い続ける。その後歌いながらステージ位置に戻って、しまには床に寝転んだまま歌い続けた。(床は無垢財なので、寝転んでも問題ない)

 東京に住んでいたころ、泉谷しげるの野外ステージで似たシーンを見た覚えがあるが、狭い空間でやるとかなりの迫力だった。
「ギターを抱えて、客席を歩きながら歌う」というのは、かねてからやってみたいと思っていて、自宅ではすでにテスト済み。歌詞もコードも完全に暗譜していて、しかもアピール性の強い曲が条件である。
 やられたなぁ、と正直思った。そして、「オイラもいつかやってやるぞ…」とも。