2010年3月28日日曜日

スリープ

 パソコンに「スリープ」と呼ばれる機能がある。起動中に一定時間放っておくと、画面が勝手に暗くなり、HDの回転も止まって静かになる。マウスで「スリープ設定」を指示し、強制スリープさせることもできる。
 電気代が節約できるので、これまではけっこうマメにスリープさせてきたし、省エネルギー時間も短めの5分くらいに設定してあった。これがよいことだと疑わなかった。

 ところが最近になってスリープはHDの寿命には悪影響がある、という説にぶちあたった。それによると、特にHDの回転を止めるスリープが良くないという。HDは運転時には常に回転しているらしく、そのまま回転しっぱなしか、ずっと止めておくかが最も寿命が長くなるらしい。
 スリープを断続的に続けると、回転と停止を繰り返すことになり、HDにキズがつきやすくなり、それは結局HDの寿命を縮めるとか。
 以前に「パソコンのスイッチを何らかの理由で切り、すぐにまた起動させる場合、ゆっくり10数えてから再起動させよ」と聞いたことがあるが、おそらく同じ理由からだろう。
 続けざまに起動させると、完全にHDの回転が止まらないうちに再び回転が始まり、これがHDに大きな負荷となるのだろう。
_スリープの連発はよくないらしいことが分かったので、ひとまずマックの省エネルギー設定のうち、「HDスリープ」を、「しない」に設定変更した。画面のスリープは液晶の負荷軽減になるはずなので、これまで通り10分の設定。(マックはHDとモニタを別々にスリープ設定できる)

 現状のiMac-G5の消費電力を調べてみたら、オンの時で97W、スリープ時が11.2Wとある。モニタをオフにし、ソフトを何も起動させずにおいた場合だと、55Wまで下がるとか。いろいろなことを調べている人がいるものと感心するが、モニタだけのスリープ設定でも、それなりの省エネにはなっている。
 しかし、食事やお茶、買い物や散歩などの休憩時には、やはり完全スリープさせてしまう貧乏性。HDが万一壊れても、自分で安く直せるからいいやと、つぶやいてみる。