_そんな数字は誰も気にしてないだろうと思っていたら、学生時代の友人から、「80万を踏みたかったじゃ〜」というメールが届いた。私自身が踏んだことを返信し、「長い間粛々と続けてきたお駄賃だろうて」とつけ加えておいた。
サイトの開局は1996年3月15日なので、ちょうど14年になる。実に長い。この間、途切れることなく更新を続けてきたから、もはや私の人生の一部といってもよい。
試算すると、一日平均で160カウント弱。当初は一日10カウント前後だったが、サッカー指導に関する連載が人気を呼び、最大時は一日300カウントを越えた。
サッカー連載をやめ、英語サイトを閉じ、2つあったサイトの古いほうを閉鎖統合してから、カウントはかなり減った。いまは一日平均で70くらいだ。
反対に、別枠で作っているブログの訪問カウントが増えていて、こちらは日平均で100カウントを越す勢い。ブログへの直接ブックマークや、検索エンジンのせいだろう。これもまた世の流れである。
これといった急ぎの用事がないので、昼食後に妻を誘い、近隣のカフェにでかけた。以前から気になっていたログハウスのカフェで、「珈房……」という洒落た名がついている。
珈琲を出す房(部屋)だから、「珈房」というわけで、うまいネーミングである。余談だが、私の事務所屋号である「TOM工房」は、TOMさんが手仕事で細工をする部屋、という意味である。知ってました?
店内は壁も梁も太い丸太が走っていて、豪快な造り。女性店主が一人で切り盛りしていたが、まずは珈琲と、ごく普通のマイルドブレンドを注文した。
1杯400円という近頃あまりない安さなので、正直あまり期待してなかったが、これがかなり美味かった。高級感漂うカップもgood。ていねいな接客にも好感がもてた。帰り際、「どうぞお気をつけて」と小さな声で言われた。う〜ん、やるな。
_難点は、喫煙OKであること。店内はかなりタバコ臭がきつい。それと、常連客の話し声がやや耳障りだった。初めて行った店なので、あまり文句は言えない。しかし、珈琲の味だけでも充分に価値のある店だ。