2009年2月7日土曜日

程々につましく

 青色決算書の下書きが終わったので、いよいよ清書しなくてはならないが、折悪しくいつも使っているボールペンがインク切れ。ボールペンは100円ショップの安物だとすぐに切れたり汚れたりするので、1本125円もする私にしては高価な品を使っている。
「三菱ユニボール・シグノ極細0.38mm」がそれで、替芯は1本68円。替芯1本で毎日使っても1年は軽くもつが、すでに4本目に突入した。

 先端が製図ペンのように細く、インクが液状で全く粘りつかないので、書き味は非常によい。毎日の現金出納簿はもちろん、青色決算書類や確定申告書の類いは、すべてこれで書いている。


 近くのホームセンターでしか売っていないのでわざわざ買いに行った。帰宅後、夕方までに決算書の清書を無事終えた。明日以降、確定申告書の下書きと清書の作業に入るが、順調に進めば、来週早々にでも提出できそうだ。

 本来、確定申告の受付は2月16日以降だが、私の場合は個人事業のデザイナーなので、大半の売掛金が取引先から10%源泉徴収されて支払われる。つまり、普通のサラリーマンと何ら変わりなく、確定申告すると事前に支払った税金が、かなりの割で還付される仕組み。
 還付の場合は2月1日から受付けてくれるので、提出が早ければ早いほどお金の戻りも早いのだ。元々は自分の稼いだお金なのだが、前年の売り上げの約10%がこの時期に不意に戻ってくると、妙に得をした気分に毎年なるから不思議。
 ちょっと気になって調べてみたら、独立後の過去26年で最短で確定申告書を提出したのが、平成14年(2002年)の2月7日。やはり仕事がなくて苦しんでいた時期で、暇にまかせて書類作りに精を出し、少しでも早く還付金が欲しかったのだろう。

 今年もその時以上に厳しい世情だが、この記録を破るまでには至っていない。たいして仕事はなくとも、趣味に関わる雑事に忙しいせいだろうか。
 しかし、それはそれでよい。大学生が二人も家にいた7年前とは生活状況が違っている。中年夫婦二人、程々につましく楽しく生きてゆければよいのである。