2009年2月21日土曜日

タロットが示す未来

 去年の夏にネット通販を利用し、アメリカ製のタロットカードを買った。「ライダー・タロット」といい、その筋ではけっこう有名な品。トランプほどの小型版だが、送料こみで2,000円もした。これでも相場よりは安いほうだった。
 私にしてはかなりのゼータク品だが、その頃は仕事も順調で、以前から興味のあったタロットの本格的なカードをふと買う気になった。
(仕事のないいまなら、もちろん買わない)

 幼き頃から占いには強い興味があり、手相や血液型、星占いなど、専門書を買ってあれこれ勉強した。どの占いにも、「あなたは芸術的な分野で成功する」「あなたの運気が真に開けるのは、40代以降」とあり、当時は半信半疑でいたが、やがて60歳を迎えようとしているいま、我が人生を振り返ってみると、その占いの多くは当たっていたことになる。
 タロットに興味を持ったのは、ごく最近のこと。数年前に仕事上で大きなトラブルにぶち当たり、自分の進むべき道に迷った折、ワラにもすがる思いでたまたま見かけたネットのタロット占いをやってみたところ、出たカードがなんと「死神」の逆位置(カードの天地が逆)。
 意味を調べると最悪に近く、さもありなんと納得し、ますます気分は落ち込んだが、よく解説を読むと、「逆位置の場合、事態はこれ以上悪化せず、新しく始めることで運気は改善される」とあった。

 分かったような分からないような気分だったが、指針通りに奮闘努力の結果、トラブルは徐々に乗り越えることができた。初めて占ったタロットだったが、結果として見事に当たっていたことになる。
 ネット占いでは1枚だけのカードしか提示されず、本格的占いには程遠い。本物のカードを買う気になったのは、そんな背景もある。


 昨夜、ずっとしまってあったカードの封を解き、初めて自分で占ってみた。手法はごく簡単な、「スリー・カード・リーディング」というもので、「大アルカナ」と呼ばれる0~21番までの22枚のカードだけを使う。
 シャッフルとカットを終えたカードを、左から順に3枚並べる。自分から見て左から「過去」「現在」「未来」の状況を暗示するという。それらを元に、今後どう行動するべきかを考えればよい、という単純なもの。

 写真がその結果だが、左から順に「The Emperor(皇帝)」「Strength(力)」「Wheel of Fortune(運命の輪)」と出た。
 今回は自分の事業展開と今後の進むべき道を占ったので、各カードの意味に従うと、以下のように読み解ける。

====================
過去の状況The Emperor:皇帝~正位置
 何事にも前向きで積極的に取り組むことで、良い結果を得てきた。積極的な決断と行動が、周囲の信頼と支持を勝ち得た。

現在の状況Strength:力~逆位置
 不安定な状況や不安から自信がなくなってしまい、決意が揺らいでいる。悲観的な状況や立場は、まだまだ続く気がしている。

未来の状況Wheel of Fortune:運命の輪~正位置
 運命的な流れにより、状況や関係に良い影響が訪れる。思いがけない事件により、状況は改善される。
====================
 およそこんなことになるだろう。正直いって、過去と現在の状況はあまりに当たりすぎていて怖いほどだが、救いは「未来の状況」に出た「運命の輪」のカードだろうか。何が起きるのかは分からないが、結構本気で期待してしまう。
 実は数週間前にやったネットのタロット占いでも、全く同じカードが同じ位置に出た。全く奇妙な一致で、まさに「運命の輪」を感じる。当たるか当たらないかは、そのうちはっきりするだろう。

 タロット占いの間隔は、およそ1ヶ月に一度ほどとか。良い結果が出るまで、続けざまに何度も占うのは意味がなく、最初の一回にのみ意味があるらしい。

 まだまだ勉強中だが、しばらくはハマてみる。
(今回の占い結果は《きつねのタロット占い館》を参考にしました)