2009年2月10日火曜日

風街連載

 近隣の石狩市を中心に配布されているフリー情報誌に連載中のエッセイ、「風街だより」が掲載された今月号を、社長がわざわざ届けてくださった。忍び寄る不況で運営は困難を極めているらしいが、それでも合理化に工夫をこらし、何とか出し続けている。
 先月に続き、今月もアンケート欄に私のエッセイに対するコメントがいくつかあったらしく、数点のコピーが同封されていた。書き手にとってこの種の評価は、非常に励みになる。

 先月も取引先のある方から、「読みましたよ」とのメールが届いた。この方の住まいは石狩市ではなく、近隣の札幌市北区だが、今日確かめてみたら、最近は部数に余裕があると札幌市にも極力配布する(ポスト投げ込み)ようにしているのだとか。納得。
 この情報誌への掲載はひとまず1年間ということに取り決めてあり、今年の6月にその期限がくる。この件に関し、
「好評なので、しばらくは続けていただけますか」と、今日頼まれた。連載開始当初はあまり期待してなかったが、書いている内容はブログとあまり変わらなくとも、ネットとは少し違う手応えを最近感じつつある。人間請われているうちが華なので、もう1年続けてみようかとも思う。


 記念誌編集の作業は、夕方までぶっ通しで続け、ようやく終わらせた。多少の流動的要素はあるが、編集作業としては99%完了である。
 経過を報告しようとメールボックスを開いたら、ちょうどその依頼された先生からの連絡が受信箱に入っていた。保留事項の決定も含め、来週早々に最終的な詰めの打合せをしたいとのこと。まさにピッタリのタイミングだった。
 現時点での唯一の保留事項は、冊子のタイトルである。タイトルは表紙と中表紙、奥付の3カ所に使っていて、冊子の「顔」とも言える大事なもの。この時期になってもまだ決まっていないのは、やや心もとない。
 先にふれた「風街だより」、先月好評のうちに終えたイベントライブ《かぐやな宵》など、すべて私の一存で決めたようなものだが、結論に至る経緯はまさに電光石火の閃き。短い時間の割には、「これしかない」というタイトルだったと自負しているが、事が人様のこととなれば、そうは簡単にはいかぬ。

 ともあれ、長かった作業もいよいよゴールにむけて動き始めた気配。