あいにく妻は友人と出かけていて留守だったが、昨夜未明までかかって仕上げたライブCDを前に、あれこれ話がつきない。妙な造りの我が家を、「何となく気が落ち着く家です」と、たいそう気にいっていただく。
Nさんはギター持参で、「もしかしてセッション?」の雰囲気もあったが、結局話だけで終わってしまった。
Nさんご夫妻が帰ったあと、30分ほどで妻が友人のYさんを連れて戻ってきた。ほとんどすれ違いである。
実はそのYさん、《かぐやな宵》のライブにご夫婦で参加の予定だったが、前日に身内に不幸があり、泣く泣く断念した経緯がある。出来たばかりのCDを見せたら、「聴かせて、聴かせて!」
1階には音質のやや落ちるDVDプレーヤーしかないが、それでもいいというので、お茶を飲みなおしつつ、妻と3人で聴き始めたが、予想通り止まらない。やむなく、解説つきで最後まで聴いていただく。
再度じっくり聴いてみると、昨日欠点だと思っていた箇所が、「別に気にならないわ」とYさんは言う。ラスト近くの「北の旅人」の部分では、涙を流しながら聴いていた。
この曲は完全なソロだが、アルペジオでしっとりと落ち着いて歌っている。あちこちで歌っているが、ひょっとすると今回が最高の出来かもしれない。
メンバーに配布するCDの数が合計で10セット(20枚)を軽く超えたので、夕方から少しずつ焼き増し作業を始めた。
しかし、なぜか10枚のうち、2枚も書き込みエラーが発生する。これまで書き込みエラーなど皆無だったが、もしかすると1枚18円の安売りCDのせいなのか?
書き込み速度を等倍速に落とすとエラーは発生しないが、今度は極端に時間がかかる。深夜までに10枚を焼き終えたが、残りは中間値をとって、4倍速くらいで焼くことにしようか。
併行して進めていたDVDラベルのデザインも終えた。こちらは当日の演奏中の写真を3枚使い、メンバーがバランスよく入るように配置した。イラスト色の強いCDラベルのデザインとは、また違った味である。