2009年1月2日金曜日

はや春模様

 例によって暑くて目がさめた。ボイラは朝9時で切れる設定にしてあるが、部屋の中は燦々と陽が降り注いでいて、はや春模様。室温は午前中から24度を越えている。
 今冬の札幌地区の累計降雪量は平年なみで、すでに150センチ。去年よりもはるかに多い。しかし、冬至はすでに過ぎ去り、陽射しは一歩一歩春に向かっている。

 妻は今日から早くも仕事始め。明るいうちから飲む酒にも飽きたので、午後から妻のオネダリに従い、息子と3人で出かけた。
 まずは近隣のモエレ沼公園に行く。あいにくガラスのピラミッドは正月休みだったが、陽射しは春のように暖かいので、周辺の雪道を誰かのつけた足跡を頼りに、ぐるっと散策して回った。

 広大なピラミッドのガラスに太陽が照りつけ、独特の雰囲気を作っていた。いつ訪れても時に応じて四季折々の違った姿を見せてくれるのが、このモエレ沼公園の魅力である。


 その後、そこから車で15分ほどの大型スーパーに行く。これといった用はないが、要は「正月気分」というヤツだ。
 しかし考えることは誰も同じのようで、ほとんど人影のなかったモエレ沼公園と比べ、ここは駐車場が店の前から長蛇の列。何とか見つけた屋上の駐車スペースに車を納めるまで、軽く30分は費やした。

 妻のオゴリでケーキ付のコーヒーを飲み、どうということのない時をまったりと過ごす。
 家に戻って進行中のオリジナルソング「嘘」の推敲に励む。メロディがまだ流動的で、固まるまでにはもう少しの時間が必要だ。
 今回の曲は、高校時代に学級日誌に初めて書き記し、担任の国語教師に絶賛された詩がモチーフで、「既成概念の中に潜むウソ」がテーマだ。
 いかにもヒネクレ者の私らしい詩だが、一般受けはあまりしないだろう。基本的にオリジナルは「誰か」のためでなく、あくまで「自分の」ために作っているから、それでいいのだ。

 夜はまた息子とごく普通に酒を飲む。正月用の肴類はストック充分で、明日まではこんな調子が続く。