2009年1月1日木曜日

酒とバラの日々

 朝9時に一度目がさめたが、そう早く起きてもやることがなく、妻は起きている気配がしたが、息子は寝息をたてていたので二度寝を決め込んだ。
 次に目覚めたのは、息子が起き出した11時。昨夜は2時に寝たとはいえ、さすがにもう起きるべき時間である。

 昨夜寝る前にオセチを詰める重箱や正月専用取り皿、そして乾杯のワイングラス、祝箸の名前入れなど、ほとんどの用意は済ませておいたが、冷凍マグロの自然解凍をつい忘れていたという妻が、説明書を広げながら、電子レンジ解凍に格闘している。
 慣れない作業はあまりうまくいかず、少しくらい凍っていてもいいじゃないかと中断。発泡ワインを息子が抜いて、2日連続の宴が、太陽がサンサンと照りつける部屋の中で昼近くから始まった。
 今年のオセチは、いろいろな事情でいつもよりやや控えめ。

・安い時期に買いそびれた数の子がナシ。
・毎年必ず手作りする伊達巻が、ハンペンが手に入らず、市販品に。
・毎年必ず手作りする昆布巻が、貰い物の市販品。

 ただ、アワビの酒蒸しの調理手順をいつもと変え、「殻のまま鍋に酒を注いで調理」にしたとかで、柔らかくて抜群の味。これまでは殻からわざわざ外していたそうで、そりゃ殻つきのままのほうが美味いでしょ。


 元旦定例の「クラシック音楽を聴きながらオセチを食べる」という習慣が、今年は2階のスタジオにPAを置いたままなので、1階でCDが聴けない。

 妻が盛んに残念がるので、テレビ横に置いてあるDVDプレーヤーでCDが聴けないか?とふと思い立つ。説明書には何もふれてないが、常識的にDVDドライブには、CDへの下位互換性があるもの。ダメモトで試してみたら、ちゃんとステレオで再生された。めでたし。

 2枚あるクラシックCDのうち、妻お気に入りのヴィバルディの「四季」を2度聴いたあたりでいいキモチになってしまい、家のアチコチで気持ちよく全員が寝入ってしまった。
 目覚めると、はや夕方6時過ぎ。一日に何度も寝たり起きたりを繰り返したので、まるで2日経ったような気分だったが、気をとりなおして7時半くらいからまた飲み出した。

 気分を変えて酒は長男が送ってくれたエビスビールの「ハーフ&ハーフ」。メインの肴は去年暮れにキリンビールの懸賞で当たった「愛媛の鯛しゃぶ」で、これがやたらうまい。
 どんどん酒が進んだが、息子が先にダウンしたので、やむなく昨夜飲み残した妻からの「お年玉」である白にごり酒を、冷やで独り延々飲んだ。

 絵に描いたような酒とバラの日々ではあるが、ちゃんと歌の練習だけはしている。昨夜はメモしてあったネタの中から、オリジナルが1曲生まれた。タイトルは「嘘」。まだ荒削りなので、これからジックリ仕上げる予定。
 タイトルは別に混沌とした世情を意識したわけではなく、自然な流れでアル。