2009年1月3日土曜日

レコードのCD化

 まだ「三が日」ではあるが、気分はほぼ平常モード。しかし、相変わらず仕事はないので、以前からやろうやろうと思って放置してあった、「レコードのCD化」のテスト作業を試みた。
 正確な数は把握してないが、若い頃に買ったおよそ30枚くらいのLPレコードが手元にあり、度重なる引越にもかかわらず、保存状態は良好。レコードプレーヤーはちゃんとあるが、聴くのは操作や扱いが簡単で、車やパソコンでも聴けるCDに隔たりがちで、最近の出番はほとんどない。
 中には貴重な音源もかなりあり、レコードプレーヤーが健在なうちに、ぜひともこれをCD音源に変換してしまいたかった。
_MD音源をパソコンを介してCDに変換するノウハウはすでに確率していて、自宅コンサートのライブ音源CD化など、多くの実績がある。しかし、同じ作業をレコードでやったことはこれまで一度もない。パソコンにUSBでつなぎ、一発でレコードをCD変換可能な専用プレーヤーもあるらしいが、高くて用済みのあとで邪魔になるだけ。
 理論的には、レコードプレーヤーにつながっているコンポのヘッドフォン端子とパソコンの音声入力端子とをケーブルでつなぎ、専用ソフトで取り込んで音源ファイル化すればいいはずである。

 必要な機材はほぼそろっていたが、唯一MDコンポと異なるのは、レコードプレーヤーのコンポがミニジャックではなく、標準ジャックであることだった。
 ステレオミニをステレオ標準に変換するアダプターは480円でヤマダ電機で売られている。しかし、万一失敗しては金の無駄なので、手持ちのモノラル変換アダプターでまず試してみた。


 で、その結果。万事OKであった。もちろん音はモノラルでしかないが、音質や音量は良好で、スイスイとパソコン内部に取り込める。レコードには宿命のノイズも、ソフト内の「ノイズカット効果」というフィルターをかければ、ほとんど問題なく除去できた。
 あいにく我が家には圧縮率の高いmp3音源を再生できるプレーヤーがなく、ひとまずはAIFFファイル形式で変換し、CDに焼くという手順になる。しかし、これでもCD1枚に80分の音源が保存可能なので、だいたいLPレコードと同じ数の空CDを用意すればいい計算になる。

 世間には「復刻版」と称し、イニシエのLPレコードをCDに変換したものがちゃんと売られている。しかし、価格は決して安くはない。せっかく手元にレコードがあるのだから、コツコツと暇にまかせて変換作業に勤しむことにしよう。
 歌詞カードまではともかく、ジャケットをスキャナーで読込み、CDラベルくらいは本物と遜色ないものを手作りするつもり。
_以前は仕事のない時期、あれこれと次なる新規営業の模索にまい進したものだが、今回の不況はいまいち前向きに攻める気持ちになれない。自分が堕落したとは思っていない。それだけ不況の根っこが深いのだ。
 しばらくは「金モウケ」を忘れ、気ままな道楽に溺れてみようか。それが一番得策のような気分になってきた。