2020年7月6日月曜日

鬼のように分別

 母の死に伴う諸手続きのうち、唯一残った実家の片づけのため、午後から車で30分弱の実家に行く。
 現時点で不動産の行方は不明瞭だが、いつか誰かがやらなくてはいけないのが片づけ(遺品整理)だった。自力でコツコツやる限り費用はそれほどかからないため、時間のあるうちにやれる人間がやっておこうと腹を決めた。

 気温が上がって午後には28度を越えたが、日当りの悪い実家は家の中にいる限り、動いてもそう暑くない。
 最初に玄関から片づける。ゲタ箱の中にある靴を中心に、45L透明ゴミ袋にどんどん投入。一部の燃えないゴミは市指定の黄色い袋に入れた。


 続いて1階居間に移動し、カップボードの上と中を順に片づける。燃えるゴミと燃えないゴミに分別しつつ、捨てるだけの単純作業だったが、個人情報が含まれる手紙やハガキ、領収書類は念のためハサミで裁断しつつ進めた。
 電池関連は別の小袋に分類。たまにまだ使える事務用品や未使用のハガキなども見つかり、これまた別袋に選り分ける。じゅんかんコンビニに持ち込める資源ゴミは、ひとまず別のコーナーにまとめた。
 予定では車で20分の距離にある市の清掃工場に直接持ち込み、費用を払って処分してもらうつもりでいたが、作業開始が13時半とやや遅く、あっという間に時間が経過。工場の終了が16時で、この日の持ち込みはとても無理だった。
 どのみち一度で済む量ではなく、まずは徹底的に分類して袋詰めしようと方針を変えた。持参した珈琲を飲みつつ延々作業。立ったままだと腰が疲れるため、途中から椅子に座ってやった。


 連続4時間鬼のように動いて疲れ果て、この日の作業を終えた。ゲタ箱とカップボード、整理たんすとソファ周り、1階の額縁や時計の片づけは全て終わった。1階のうち、事務机とテレビ台、台所や浴室、和室のタンス2棹、そして2階は未着手。
 それでも車には計8袋のゴミ袋が満載となった。積んだままにしておき、次回は清掃工場に寄ってゴミを処分してから実家に向かう予定。まだまだ先は長いが、まずは大事な第一歩を進めた。