2016年10月13日木曜日

チカチカ新展開空振り

 かねてから準備していたチカチカパフォーマンスの新展開を初めて試した。1ヶ月近いブランクがあったが、新しいことを試すには絶好の空白期間であろう。
 2ステージ演りたかったので、前半と後半の両枠を連続してエントリー。この日もジャグリング系パフォーマー2組との共演だったが、13時20分ころ会場入りし、事務局でまず手続きを済ませたら、思いがけず13時40分から演らせてもらえることになった。
 最初にタブレット内蔵の騒音計と事務局貸与の騒音計との誤差をチェック。前評判通り測定誤差は皆無に近く、自宅で測った騒音値と会場との誤差もあまりなかった。
 事前のテスト通り、通りから4M後退した位置に椅子をセット。さらに2M下げてPAを置いた。つまり、PAの位置は通りから6Mである。


 思っていたよりも広場の照明は明るかったが、予定通りに左側に看板つきのスポット照明を点ける。30分弱で8曲を歌った。

「ルビーの指環」「池上線」「いちご白書をもう一度」「糸」「異邦人」「Godfather愛のテーマ」「銀色の道」「熱き心に」

 PAを後方2Mに配置する手法は前回も試したが、スポット照明や4枚ツナギの大型看板は初の試み。椅子で座って歌うのも実に久しぶりだった。ギターをPAにつながず、生音で弾くのも初めてだった。
 いろいろと初めてづくしで、手探りではあっても、何かしらのよい手応えを期待していたが、その思いは無残に打ち砕かれた。歌っても歌っても反応はほとんどなく、前回の第2ステージに近い寒い状況。新展開の試みは、全くの空振りだった。
 1時間20分の休憩をはさんで、15時半から第2ステージ開始。大きな期待はせずに淡々と歌い綴ったが、2曲目で親しげに近づいてくる同年代の女性がいる。よく見ると、地下広場でよく出会う小学校時代の同級生だった。
 私同様に高齢のお母さんの世話をしている身の上なので、いったん歌をやめて近況を確かめ合った。容態が思わしくなく、目下入院中で、ちょうど見舞った帰りだという。お互い大変ですが、がんばりましょうと励まし合って別れる。


 その後も閑古鳥状態は変わることがなく、あっという間に25分が過ぎてステージを打ち切った。歌ったのは以下の7曲。

「白い冬」「夜霧よ今夜も有難う」「ジョニィへの伝言」「終着駅」「恋人よ」「時代」「ビリーヴ」
 淡い期待を抱いて試みた新展開、曜日を変えてもう一度試してみようかとも思うが、大きな変化は期待はできない予感がする。
 騒音に関しては、いまのやり方で事務局規準値の80dBを超えることはない。問題は音を絞ったことが集客に関わっているかいないかだ。いずれにしても規準値は守らなければならず、これが音楽系パフォーマーとしての限界だろう。

 機材に大きな問題はなかったが、組立式の小型椅子を持参した関係で総重量は増え、移動時の負担は大きい。スポット照明と看板を設置するスタンドは、もうひとつある譜面台でも代用できそうだ。その場合、約1Kgの減量となる。
 座って歌う効果があまりないなら、いっそ元通りに立って歌うようにすれば、さらに0.8Kgの減量となる。

 活動枠の割当てが今後もあまりないので、あれこれ試すうちに、今期の活動が終わってしまう可能性もなくはない。それはそれでよいのだが。