さらなる偶然は、この施設の系列で最近しばしば歌っていること。先月下旬にも近くの施設で歌い、来月中旬にも別施設で歌う予定がある。いずれもこのところ急増しているデイサービスからの依頼である。
まるで初夏のような陽気で、気温はぐんぐん上がって今年最高の7度を突破。歌の構成は予め春モードで準備していたが、服装も急きょ薄手の春モードに変えた。
開始20分前に着いて、その日の利用者から出たリクエストを事前に打合せる。
「浜千鳥」「東京ナイトクラブ」「さくらさくら」「ワインレッドの心」「ルビーの指環」「青い山脈」「憧れのハワイ航路」「誰か故郷を想わざる」の8曲が提示されたが、「東京ナイトクラブ」「ワインレッドの心」「誰か故郷を想わざる」以外の5曲は歌える。
全体のバランスや時間などを総合的に考慮し、「浜千鳥」を中ほどで、「青い山脈」「憧れのハワイ航路」をラストで歌うことになった。
15時2分くらいから開始。簡単なオヤツが出ていたので、まず2曲歌って短い休憩を入れ、その後本格的に歌い進めることになった。およそ1時間で18曲を歌う。
(◎はリクエスト)
「北国の春」「おかあさん」「お富さん」「みかんの花咲く丘」「幸せなら手をたたこう」「リンゴの唄」「宗谷岬」「お座敷小唄」「浜千鳥◎」
「釜山港へ帰れ」「仰げば尊し」「月がとっても青いから」「いい日旅立ち」「浪花節だよ人生は」「花笠音頭(初披露)」「憧れのハワイ航路◎」「青い山脈◎」「高校三年生(アンコール)」
利用者にマラカスを主としたパーカッションを得意とする方がいらして、曲に合わせてリズムをとってくれて、これまた場を乗せるには格好の条件。笑いあり涙ありのままトントンと進み、あっという間にラストへとなだれこむ。
「青い山脈」を歌い終えて挨拶を済ませても場の熱は収まらず、自然発生的な「アンコール!」。時間は終了予定の16時に迫っていたが、求めに応じて「高校三年生」を歌った。
この日の喉の調子は決して万全ではなかったが、場の後押しで無難に乗りきれた。歌い手と聴き手とが一体となったとき、ライブは頂点に駆け上がる。そんなことを改めて感じた。
構成はこのところ介護施設系で使っている春メニューがベース。聴き手は30名ほどで、8年前と同様に開始早々から非常に場の反応がよく、ライブはスムーズに進んだ。
手拍子やかけ声など、何も声をかけなくても自然に飛び出す。「幸せなら手をたたこう」は過去に例がないほどの盛り上がりだった。「リンゴの唄」「浜千鳥」「いい日旅立ち」では涙も飛び出す。「宗谷岬」「釜山港へ帰れ」にも強い手応えを感じた。
終わり近くに歌った「花笠音頭」は、実は8年前に歌った際にもらったリクエストだった。過去のライブ記録を読み返して気づいたが、当初は先月下旬の系列別施設で出たリクエストを練習していたもの。そんないきさつならば、ここで初披露すべきである。
8年も前のことであり、リクエストを出した方は見当たらなかったが、予想外に受けた。聴き手が「合いの手」で参加できるのが魅力。この曲は今後大事な場面で使えそうだ。
利用者にマラカスを主としたパーカッションを得意とする方がいらして、曲に合わせてリズムをとってくれて、これまた場を乗せるには格好の条件。笑いあり涙ありのままトントンと進み、あっという間にラストへとなだれこむ。
「青い山脈」を歌い終えて挨拶を済ませても場の熱は収まらず、自然発生的な「アンコール!」。時間は終了予定の16時に迫っていたが、求めに応じて「高校三年生」を歌った。
この日の喉の調子は決して万全ではなかったが、場の後押しで無難に乗りきれた。歌い手と聴き手とが一体となったとき、ライブは頂点に駆け上がる。そんなことを改めて感じた。