2015年3月17日火曜日

笛吹けど踊らず

 3月2度目のチカチカパフォーマンスに参加。体調問題や内視鏡検査などの影響もあってか、このところ浮いたり沈んだり、出入りの激しいライブが続いている。
 1週間前のチカチカパフォーマンスは完全なる「外れ」で、それは荒天のせいだと自分に言い聞かせていたが、一抹の不安は拭い切れない。幸いに天気はまずまずだったので、悪い要素はないはずだった。

 この日のエントリーは私だけ。いつもの北4条広場で14時ちょうどから歌い始めたが、まるで1週間前をそっくり再現したかのような手応えのなさ。時折り立ち止まる人はいるが、そこからぐいと近寄ってくる人が少なく、いてもごく短い時間で立ち去ってしまう。
 手応えのないまま、いろいろ趣向をこらして延々歌い続けたが、最後まで停滞した流れは変わらなかった。結果として、ちょうど90分で24曲を歌う。
《叙情歌路線》
「カントリー・ロード」「涙そうそう」「さくら(直太朗)」「サクラ咲く(オリジナル)」「さくらさくら」「花(喜納昌吉)」「なごり雪」「時代」「夏の終りのハーモニー(リクエスト)」「レット・イット・ビー(オリジナル訳)」
《演歌路線》
「釜山港へ帰れ」「夜霧よ今夜も有難う」「つぐない」「愛燦々」「恋の町札幌(初披露)」「柳ヶ瀬ブルース」
《昭和歌謡路線》
「時の過ぎゆくままに」「ジョニィへの伝言」「パープルタウン」「バス・ストップ」「ブルーライト・ヨコハマ」「白いブランコ」「抱きしめて(オリジナル)」「青春時代」


 前回、フォークを中心に歌い始めたのがよくなかったように思え、今回は1年前の同時期のチカチカパフォーマンス記録を参考に、出だしは当時手応えのよかった「叙情歌路線」を選択。曲目や曲順もほぼ同じ構成で歌った。

 場所も同じで、違っているのは日にちが11日遅いこと、そして前回木曜だったのが火曜になったことくらいだ。しかし、人は集まってこない。業を煮やして一巡後に先週のチカチカで好評だった演歌に路線変更してみたが、こちらも今回は外れ。
 最後に得意の昭和歌謡に切り換えたが、この日ばかりは何を歌っても「笛吹けど踊らず」状態が変わることはなかった。
 これで2回続けての「外れ」となり、つい気が塞いでしまう。いったいどうしたことか?
 年度替わりで多忙な時期は歌どころではないのだろうと、自分を慰めてみる一方で、(自分の歌はもうここでは通用しないのでは…)と、疑心暗鬼になる。

 唯一の収穫は、尻上がりに喉の調子がよくなり、休憩なしで24曲を歌いきったこと。20曲を超えるといつも出てくる左手指のつりも全く起きなかった。
 来月中旬に地区センターで実施の「叙情歌サロン〜春編」では、30分ずつ3ステージで24曲を歌う予定でいるが、同じ曲数を一気に歌ってしまったことになる。少なくとも体力面の課題は克服しつつあるようだ。
 わずかな救いを支えに、また懲りもせずに歌い続けてゆく。