2015年3月30日月曜日

チカチカの引き際

 仕事が詰まっていて観に行けなかったが、第8期目となるチカチカパフォーマンスのオーディションが一昨日実施された。
 今回のゲストはプロのジャグラーで、これまでたびたび要請されていた審査時間の空白をつなぐゲストパフォーマーとしての役目もない。

 結果はいちはやく当日夜に事務局からメール連絡がきて、翌日には公式ブログでも発表された。
 パフォーマンス部門の合格は15組中8組という、相変わらずの厳しさ。音楽系に限定するとさらに厳しく、合格者ゼロという寂しい結果だ。
 6期3年間活動を続けてきた同年代のインスト(楽器)系パフォーマーが不合格となり、こちらも年代が近かった(といっても50代だが)読み語り系のパフォーマーが、諸事情で今回は更新を見送った。

 年齢的にもジャンル的にも、まさに「孤高のパフォーマー」となった感で、音楽系の活動者はインストを含めて23組中、私一人という実情である。


 昨年3月に「特別枠活動者」として認定を受けている関係で、来年3月までのオーディションは免除されている身ではある。しかし、直近2回の集客が思わしくなく、自分のパフォーマンスに限界を感じ始めた矢先の結果でもあるので、今後の身の振り方、活動の続け方に関し、深く考えさせられた。
 このまま現状を打破できなければ、来年3月の更新時に不合格となるのは、いよいよ私の番である。
 他の場では以前よりもむしろ高い評価を得ているので、自分のパフォーマンスが衰えてきたとは思っていない。問題は「チカチカパフォーマンス」という極めてオープンでシビアな場での限界であろう。
 どのような場でも、同じような場所と時間帯で同じようなパフォーマンスを定期的に繰り広げれば、「あ、またあの人が歌ってる…」と、道行く市民から思われても仕方がない。以前にもふれたが、人とは「飽きる」動物なのだ。

 求められない場にしがみつく気は毛頭なく、チカチカ開始当初のように多くの集客を見込める新しいパフォーマーが登場するならば、潔く場所を明け渡したい。

 調べてみたら、第7期までの3年半で延べ70回(いわゆる「枠」ではなく、単純な活動日)のパフォーマンスをやり遂げている。誰も聴き手のいない場で延々歌い続けることは難しいが、資格のあるうちに100回をやり遂げて終わりたい、というのが現時点でのささやかな願いである。
(実証試験で協力した6回を加算すると、残24回。あと1年でやれない数字ではない)