直前まで迷ったが、枠にかなり空きがあるので、今月最後のチカチカパフォーマンスに急きょエントリーした。休日なので割当て時間は平日と異なるが、11~18時までの2枠を通しで予約。このところ暑さでかなり苦戦しているため、用心して温度変化に柔軟に対応できる体勢で臨んだ。
衣装は長袖シャツにベスト、そして薄手のジャンパー。頭はハンチングとバンダナの両方を用意し、温度によってどちらでも歌えるようにした。水は手元にあったポカリスエットを多めに持参。
会場の北4条広場到着は13時半ころ。すでに似顔絵描きの二人がお店を広げていて、どこに陣どるかちょっと迷ったすえ、両者から離れた中央付近後方にステージを設置。13時45分からおよそ25分で、以下の8曲を歌った。
「さらば青春」「恋のバカンス」「時計台の鐘」「真赤な太陽(初披露)」「誰も知らない夜(オリジナル)」「河は呼んでいる」「ゴンドラの唄」「青春時代」
歌に興味を持って視線を送ってくる人はかなりいたが、近寄ってくる人は稀。全般的に反応は弱かった。
「時計台の鐘」は2番のフル英語版を初めて人前で試してみたが、こちらも特別な手応えはなかった。ただ、自分としては非常にうまく歌えた。別の場で使えると思う。
皮肉なことに、ラストに歌った「青春時代」の集客が最もよく、およそ10人ほど。少ないとはいえ、CDも1枚売れたので、よしとしたい。
休憩時には充分に水(ポカリ)を補給した。一説によると、身体の一部がつるのは水分不足が一因だそうで、過去に20曲以上歌うと決まって左手がつるという症状が出たのは、もしかするとこれが原因だったかもしれない。
25分休んで、14時35分から第2ステージ開始。およそ45分で以下の14曲を一気に歌った。
「どうしてこんなに悲しいんだろう」「亜麻色の髪の乙女(リクエスト)」「青葉城恋唄」「さくらんぼの実る頃」「いい日旅立ち」「夢の旅路(オリジナル)」「北の旅人」「ハナミズキ」「川の流れのように」「時代」「女ひとり」「野の花や(オリジナル)」「サクラ咲く(オリジナル)」「ダンシング・オールナイト」
「どうしてこんなに悲しいんだろう」「亜麻色の髪の乙女(リクエスト)」「青葉城恋唄」「さくらんぼの実る頃」「いい日旅立ち」「夢の旅路(オリジナル)」「北の旅人」「ハナミズキ」「川の流れのように」「時代」「女ひとり」「野の花や(オリジナル)」「サクラ咲く(オリジナル)」「ダンシング・オールナイト」
第1ステージの「さらば青春」に続き、1曲目の「どうしてこんなに悲しいんだろう」はPAを一切使わず、生歌で歩きながら歌った。最近あちこちで試しているパターンを、初めてストリート系でも試してみたが、他の場ほどの強い反応はなく、やや拍子抜け。
ただ、歩きながら似顔絵描きのお二人のすぐ近くまで行ったので、周辺のお客様は喜んでくれた。通り近くは天井が高く、音の反響は悪くなる。まあ、どこでも歩きながら歌えるという実績を重ねたことで、満足すべきかもしれない。
「亜麻色の髪の乙女」は似顔絵描きのマツミさんからのリクエスト。休憩時の雑談時に「菊地さんの『亜麻色の髪の乙女』がぜひ聴きたい」と不意に請われた。以前に聴いたことがあるそうで、いわば「身内」からの要請だったが、応えねばなるまい。
予定を大きく超えて14曲も続けて歌ってしまったのは、途中で熱心に聴いてくれる方が数人現れたから。場の流れで進行がどんどん変わるのが、筋書きのない路上系ライブの面白さだ。
歌い進むにつれ、次第に喉の調子もよくなってきた。この日は「リラックスした8分の力でイメージ通りの声をスッと出す」という、不思議な感覚を初めて味わった。どこでもこの歌唱法で演れるようにしたい。
30分休み、15時50分から最後の第3ステージを始める。この時点ですでに22曲を歌っていて、過去の上限値に限りなく近づいている。左手指と右足裏に多少の違和感を覚えたが、ポカリスエット補給とマッサージ処置によって回復した。
およそ25分で、自分に課したノルマまでの残り8曲を歌った。
「時の過ぎゆくままに」「バス・ストップ」「あなたならどうする」「抱きしめて(オリジナル)」「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」「グッド・バイ・マイ・ラブ」「ジョニィへの伝言」「男と女のお話」
実は30曲歌い終えた時点で、まだ歌える余力があった。指定枠にも残り1時間以上の余裕があったが、CDもそれなりにさばけ、すでに目標を達成したこともあり、ここで打ち切りとした。
暑さ対策として第1~2ステージではバンダナを首から外し、額に巻いたこともポカリ補給に並んで効果的。いろいろな場面での臨機応変な対応、これがこの日最大の収穫である。